2017年4月21日(金)
毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成29年度第2回(2017年第15回)、「宍塚大池から上高津貝塚を巡る」
ウォーキングに参加した。
この日のコースは、平成25年3月1日以来で、4年ぶりとなる。
集合場所は土浦イオンである。
地元ということもあり、結果として32名が集まった。
いつものようにOさんの号令による準備体操
『身体を思いっきり反らせて~っ』
『最後に深呼吸~っ』
9時13分、先ずは宍塚大池目指して出発!
土浦イオンを後にする。
この日も先頭を務めるのはOさんである。
土浦イオンから真っ直ぐに県道24号(土浦学園線)に伸びる道路を進む。
『今日も天気が良くて良かったわね~っ』
ステーキハウスの先に変わった看板の店が。
『何だか気持ち悪い看板だよねっ』
『VAPE JAPANってどういう店なのかしらっ?』
ネットで調べると電子タバコ専門店とのこと。
9時34分、県道24号(土浦学園線)に合流。
土浦学園線から一つ入った路地を進み、
大きな長屋門の農家の前を通過
『立派な門構えだねぇ』
『この門は人が住めそうな大きさだねっ』
長屋門を過ぎると、人家がなくなり、細い田舎道に。
谷津田の草むらに木彫りのフクロウたちが迎えてくれる。
『れんげ草が咲いてるよっ』
『なんだか懐かしいわね~っ』
宍塚大池へ
前方に宍塚大池の堤防が見えてきた。
オニバスの池
オニバスの池は、「宍塚の自然と歴史の会」の皆さんが造ったもの。
宍塚小では、毎年、この池にオニバスを移植して、
オニバスの保護を目指しているそうだ。
4~5月に発芽し、花期は8~9月で、直径4cm程の濃紫色の花を
1個付ける、とのこと。
9時47分、宍塚大池に到着
静かな湖面の宍塚大池
宍塚大池パノラマ写真
振り返ると、歩いて来た谷津田の風景が広がる。
宍塚大池の堤防で一息入れ、
9時54分、宍塚大池の奥へ進む。
大池の縁に沿って進む。
新緑の柔かな緑色が美しい。
さらに池の奥へ。
大池は静まり返っていた。
蛙の鳴き声もほとんど聞こえない。
蛙はいなくなってしまったのかもしれない。
時折、小鳥のさえずりが聞こえてくるだけだ。
杉の大木の間を進む。
大池の最奥部へ行くと、
「イナリヤツ(谷津)湿地」と書かれた看板が立っていた。
枯草に覆われているが、この下は湿地になっているらしい。
石棺材の橋
この橋は、古墳の石棺材を使ったものと推定されている、とのこと。
この石は筑波山麓産の片麻岩の板状の石で、ビタ石と呼ばれている、そうだ。
イナリ谷津湿地を過ぎると、径は林の中へと続いていた。
芽吹いて間もない薄緑の若葉が美しい。
『静かで気持ちの良いコースねっ』
それまでの雑木林から杉林になった。
『こういう林も良いもんだなぁ』
再び雑木林に戻ったが、今度は小さな笹竹が多い。
途中で径の十字路に出た。
『ここを左折すれば良いんだねっ』
進むべき径を確認して進むと・・・
民家が現れた。
ここで再度進むべき径を確認して・・・
ソーラーパネルの脇を進む。
前にも一度歩いたことがあるが、その時とは様子が全く変わっている。
左側の林が切り開かれ、その後にソーラーパネルが設置されている。
『今でもソーラーパネルを新設するメリットはあるのかねぇ』
他人事ながら気になる。
S子さん(83)は今日も元気だ。
10時20分、県道123号(土浦岩井線)に出た。
県道123号を上高津貝塚方面へ向かう。
県道123号を左折し、上高津貝塚の裏口へ。
緑に囲まれた林を抜けると・・・
上高津貝塚の裏口に到着した。
門や柵などはなく自由に入れる。
上高津貝塚の「ふるさと歴史の広場」には、
小学校高学年くらいの子供たちがいた。
貝塚の見学などで来ているのだろう。
「ふるさと歴史の広場」は、自由時間を設け、
各自自由に見てもらうことにした。
第2号竪穴式住居
一辺が4-5mの角のとれた四角い形の掘り込み(建物の中の一段低い部分)
として発見されたものをもとに建物を復元したもの。
住居の中央部には火を焚いた炉があり、家の中の生活の中心となっていた。
第4号竪穴式住居
直径が3mの丸い掘り込み(建物の中の一段低い部分)が発見されたものをもとに
建物を復元したもの。
これらの家の屋根には茅が葺かれており、夏涼しく、冬暖かい作りになっている。
廃棄土坑(はいきどこう)
ここに住んでいた縄文時代の人たちが食べた残りかすなどを捨てた穴を
発掘調査の成果をもとに復元したもの。
大規模な貝塚の他、このように家族単位で作られたとみられる小規模な
貝塚もある。
1号墓壙(ぼこう)
縄文時代のお墓が発掘調査によって発見された様子を再現している。
発見されたとき、埋められていた人の頭のところには、土器が被せてあった。
(以下略)
女性陣は、あまり興味は無さそうだ。
『時間まで休憩しとこっ』ってな感じ。
こういう時はお茶タイムが最高?
展望所
かつての景色はこのように見えた!?
『ここから海が見えたんだぁ』
現在の景色はこんな感じで、霞ヶ浦も見えない。
貝層断面展示施設へ。
貝塚
この貝層は、発掘調査時の断面に特殊な薬剤をつけて、
貝層の土層を剥ぎ取ったものを、立体的に再生展示している。
表面に見える貝や土器は縄文時代のもの。
『へぇ~っ これって縄文時代の貝なんだぁ』
考古資料館へ。
これまで何度か訪れてはいるが、まだ中には入っていない。
Oさんによると、勉強になるそうなので、中を見学することにした。
入館料は1人105円のところ、20名以上の団体割引で75円である。
駐車場には、一般車以外に市教育委員会の大型バスも。
市内の小中学生が多く訪れるようだ。
内部の展示品(1)
内部の展示品(2)
内部の展示品(3)
内部の展示品(4)
小学生たちの見学風景
学芸員の方の解説付で、子供たちはメモ用紙を持っており、
熱心にメモしていた。
見学風景(1)
見学風景(2)
見学風景(3)
内部の展示品(5)
内部の展示品(6)
内部の展示品(7)
内部の展示品(8)
2階の展望室から外の景色を望む。
見学が終了し、三々五々考古資料館前に戻ってきた。
全員揃ったのを確認し、11時18分、考古資料館を後にする!
『今度は一人で来てもっとゆっくりと見たいねっ』
上高津住宅街へ。
土浦イオンを目指し、
上高津の住宅街を進む。
『お花がいっぱい飾ってあるねっ』
各家の塀に飾ってある花が美しい。
ゴールの土浦イオンは間もなくだ。
左手前方に土浦イオンが見えてきた。
小さな神社を通過し、
国道6号BPの下を潜って、
トンネルを抜けると・・・
土浦イオンは目の前だ。
『もう直ぐねっ』
11時43分、土浦イオンに到着
駐車場へ向かう。
11時44分、駐車場に到着
締めはOさんの号令による整理体操だ。
『肩を大きく回して~っ』
『次は腰を下して~っ』
『最後に大きく深呼吸して~っ』
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』
この日のコースは、平成25(2013)年3月1日以来で、4年ぶりである。
宍塚大池奥の芽吹いたばかりの新緑がとても美しかった。
上高津貝塚の考古資料館へ初めて入館したが、珍しいものがたくさん
陳列してあって、楽しませてもらった。
古墳時代の土器ではあるが、まるで芸術品のような出来栄えには、
驚かされる。
紅葉の時期にでもまた歩いてみたいものである。
この日の万歩計は、11,000歩を少し超えていた。
”ウマさんの「健康ウォーキングの会」の目次”へ戻る。
毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成29年度第2回(2017年第15回)、「宍塚大池から上高津貝塚を巡る」
ウォーキングに参加した。
この日のコースは、平成25年3月1日以来で、4年ぶりとなる。
集合場所は土浦イオンである。
地元ということもあり、結果として32名が集まった。
いつものようにOさんの号令による準備体操
『身体を思いっきり反らせて~っ』
『最後に深呼吸~っ』
9時13分、先ずは宍塚大池目指して出発!
土浦イオンを後にする。
この日も先頭を務めるのはOさんである。
土浦イオンから真っ直ぐに県道24号(土浦学園線)に伸びる道路を進む。
『今日も天気が良くて良かったわね~っ』
ステーキハウスの先に変わった看板の店が。
『何だか気持ち悪い看板だよねっ』
『VAPE JAPANってどういう店なのかしらっ?』
ネットで調べると電子タバコ専門店とのこと。
9時34分、県道24号(土浦学園線)に合流。
土浦学園線から一つ入った路地を進み、
大きな長屋門の農家の前を通過
『立派な門構えだねぇ』
『この門は人が住めそうな大きさだねっ』
長屋門を過ぎると、人家がなくなり、細い田舎道に。
谷津田の草むらに木彫りのフクロウたちが迎えてくれる。
『れんげ草が咲いてるよっ』
『なんだか懐かしいわね~っ』
宍塚大池へ
前方に宍塚大池の堤防が見えてきた。
オニバスの池
オニバスの池は、「宍塚の自然と歴史の会」の皆さんが造ったもの。
宍塚小では、毎年、この池にオニバスを移植して、
オニバスの保護を目指しているそうだ。
4~5月に発芽し、花期は8~9月で、直径4cm程の濃紫色の花を
1個付ける、とのこと。
9時47分、宍塚大池に到着
静かな湖面の宍塚大池
宍塚大池パノラマ写真
振り返ると、歩いて来た谷津田の風景が広がる。
宍塚大池の堤防で一息入れ、
9時54分、宍塚大池の奥へ進む。
大池の縁に沿って進む。
新緑の柔かな緑色が美しい。
さらに池の奥へ。
大池は静まり返っていた。
蛙の鳴き声もほとんど聞こえない。
蛙はいなくなってしまったのかもしれない。
時折、小鳥のさえずりが聞こえてくるだけだ。
杉の大木の間を進む。
大池の最奥部へ行くと、
「イナリヤツ(谷津)湿地」と書かれた看板が立っていた。
枯草に覆われているが、この下は湿地になっているらしい。
石棺材の橋
この橋は、古墳の石棺材を使ったものと推定されている、とのこと。
この石は筑波山麓産の片麻岩の板状の石で、ビタ石と呼ばれている、そうだ。
イナリ谷津湿地を過ぎると、径は林の中へと続いていた。
芽吹いて間もない薄緑の若葉が美しい。
『静かで気持ちの良いコースねっ』
それまでの雑木林から杉林になった。
『こういう林も良いもんだなぁ』
再び雑木林に戻ったが、今度は小さな笹竹が多い。
途中で径の十字路に出た。
『ここを左折すれば良いんだねっ』
進むべき径を確認して進むと・・・
民家が現れた。
ここで再度進むべき径を確認して・・・
ソーラーパネルの脇を進む。
前にも一度歩いたことがあるが、その時とは様子が全く変わっている。
左側の林が切り開かれ、その後にソーラーパネルが設置されている。
『今でもソーラーパネルを新設するメリットはあるのかねぇ』
他人事ながら気になる。
S子さん(83)は今日も元気だ。
10時20分、県道123号(土浦岩井線)に出た。
県道123号を上高津貝塚方面へ向かう。
県道123号を左折し、上高津貝塚の裏口へ。
緑に囲まれた林を抜けると・・・
上高津貝塚の裏口に到着した。
門や柵などはなく自由に入れる。
上高津貝塚の「ふるさと歴史の広場」には、
小学校高学年くらいの子供たちがいた。
貝塚の見学などで来ているのだろう。
「ふるさと歴史の広場」は、自由時間を設け、
各自自由に見てもらうことにした。
第2号竪穴式住居
一辺が4-5mの角のとれた四角い形の掘り込み(建物の中の一段低い部分)
として発見されたものをもとに建物を復元したもの。
住居の中央部には火を焚いた炉があり、家の中の生活の中心となっていた。
第4号竪穴式住居
直径が3mの丸い掘り込み(建物の中の一段低い部分)が発見されたものをもとに
建物を復元したもの。
これらの家の屋根には茅が葺かれており、夏涼しく、冬暖かい作りになっている。
廃棄土坑(はいきどこう)
ここに住んでいた縄文時代の人たちが食べた残りかすなどを捨てた穴を
発掘調査の成果をもとに復元したもの。
大規模な貝塚の他、このように家族単位で作られたとみられる小規模な
貝塚もある。
1号墓壙(ぼこう)
縄文時代のお墓が発掘調査によって発見された様子を再現している。
発見されたとき、埋められていた人の頭のところには、土器が被せてあった。
(以下略)
女性陣は、あまり興味は無さそうだ。
『時間まで休憩しとこっ』ってな感じ。
こういう時はお茶タイムが最高?
展望所
かつての景色はこのように見えた!?
『ここから海が見えたんだぁ』
現在の景色はこんな感じで、霞ヶ浦も見えない。
貝層断面展示施設へ。
貝塚
この貝層は、発掘調査時の断面に特殊な薬剤をつけて、
貝層の土層を剥ぎ取ったものを、立体的に再生展示している。
表面に見える貝や土器は縄文時代のもの。
『へぇ~っ これって縄文時代の貝なんだぁ』
考古資料館へ。
これまで何度か訪れてはいるが、まだ中には入っていない。
Oさんによると、勉強になるそうなので、中を見学することにした。
入館料は1人105円のところ、20名以上の団体割引で75円である。
駐車場には、一般車以外に市教育委員会の大型バスも。
市内の小中学生が多く訪れるようだ。
内部の展示品(1)
内部の展示品(2)
内部の展示品(3)
内部の展示品(4)
小学生たちの見学風景
学芸員の方の解説付で、子供たちはメモ用紙を持っており、
熱心にメモしていた。
見学風景(1)
見学風景(2)
見学風景(3)
内部の展示品(5)
内部の展示品(6)
内部の展示品(7)
内部の展示品(8)
2階の展望室から外の景色を望む。
見学が終了し、三々五々考古資料館前に戻ってきた。
全員揃ったのを確認し、11時18分、考古資料館を後にする!
『今度は一人で来てもっとゆっくりと見たいねっ』
上高津住宅街へ。
土浦イオンを目指し、
上高津の住宅街を進む。
『お花がいっぱい飾ってあるねっ』
各家の塀に飾ってある花が美しい。
ゴールの土浦イオンは間もなくだ。
左手前方に土浦イオンが見えてきた。
小さな神社を通過し、
国道6号BPの下を潜って、
トンネルを抜けると・・・
土浦イオンは目の前だ。
『もう直ぐねっ』
11時43分、土浦イオンに到着
駐車場へ向かう。
11時44分、駐車場に到着
締めはOさんの号令による整理体操だ。
『肩を大きく回して~っ』
『次は腰を下して~っ』
『最後に大きく深呼吸して~っ』
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』
この日のコースは、平成25(2013)年3月1日以来で、4年ぶりである。
宍塚大池奥の芽吹いたばかりの新緑がとても美しかった。
上高津貝塚の考古資料館へ初めて入館したが、珍しいものがたくさん
陳列してあって、楽しませてもらった。
古墳時代の土器ではあるが、まるで芸術品のような出来栄えには、
驚かされる。
紅葉の時期にでもまた歩いてみたいものである。
この日の万歩計は、11,000歩を少し超えていた。
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