ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

ニッコウキスゲに大満足 猫魔ヶ岳・雄国沼ハイキング

2015年06月26日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2015年6月26日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成27年度第10回(2015年第21回)、「猫魔ヶ岳・雄国沼」ハイキングに参加した。

この日のコースは、2010年6月14日に「まゆみの会」主催のハイキングで参加させてもらったが、
あいにくの雨で猫魔ヶ岳からの景色は全く望めなかった。
猫魔ヶ岳からの景色はどのようなものなのか、今回はその確認(リベンジ)とも言うべきものでもある。

5時35分、三中公民館に到着すると同時に中型バスもほぼ同時に到着した。
三中公民館を6時ちょうどに出発し、天川団地入口、土浦市民会館へと向かった。


朝食はいつものおにぎり弁当だ。


定刻どおり、土浦市民会館を6時20分に出発。
この日の参加者は28名、満席である。


常磐道友部SAで最初の休憩。


磐越道の阿武隈高原SAで2度目の休憩を取り、


バスに揺られること約4時間超、


10時11分、八方台に到着した。
9時半頃には到着するのでは、と思っていたので、出足から大幅な遅れとなった。
裏磐梯はさすがに遠い、ということを実感した。


めいめい体調を整え、会長の音頭による準備体操をして、


10時23分、猫魔ヶ岳目指して出発!
先頭はいつものOさんである。


猫魔ヶ岳への登山道入口。


登山道は最初は緩やかな上りで始まった。
磐梯山への登山道で熊に襲われたので注意! との張り紙があった。
『こんだけたくさんで歩いていれば大丈夫よねっ』


緑がいっぱいの樹林帯の上りが続く。
『気持ちが良いよねっ』


ところによっては、急な上りもある。


10時50分、猫魔ヶ岳山頂まで1Kmの地点を通過


猫魔ヶ岳への道は、下りもある。


一瞬視界が開け、目の前に霞んだ猪苗代湖が見えた。
『けっこう大きいんだねっ』
猪苗代湖は、日本国内で4番目に広い湖である。
1番目に広い湖は琵琶湖、2番目は霞ヶ浦、ここまでは誰でも知っていると思うが、
では3番目に広い湖はどこか? 答えはサロマ湖、これが意外と知られていない。


11時2分、水分補給のため最初の小休憩。


上りが続く。


11時10分、猫魔ヶ岳山頂まで0.5Km地点を通過


見晴しの良い場所に出たが、まだ猫魔ヶ岳山頂ではなかった。
『磐梯山がよく見えるわぁ』


磐梯山だ。
この方角からの磐梯山は初めてである。
いつもは猪苗代湖湖方面や桧原湖方面から観ているので、形も違うし、
こんなに緑に覆われているとは知らなかった。


磐梯山を背に猫魔ヶ岳山頂を目指す。


最後の急坂を上り切ると、


岩場が現れた。
先頭Gから『猫魔ヶ岳山頂だよ~っ』の声が、


11時26分、猫魔ヶ岳山頂(1.404m)に到着した。
八方台からほぼ1時間かかったことになる。
『良い眺めだよね~っ』


猪苗代湖


反対側には桧原湖が見える。


猫魔ヶ岳山頂から少し離れた所に一等三角点があった。


急坂の下りは大きな石があるうえに、足元が滑り易い。


足元が不安定な道が続く。
次々転倒する人が・・・


次に目指す雄国沼まで2.7Kmとある。
標識の裏には八方台2.6Kmと案内されていた。
『まだ半分しか来てないってこと?』
時計は11時56分を差していたので、既に1時間半以上経過していた。
この分では雄国沼到着は13時を過ぎる可能性がある。


11時57分、突然大きな岩が現れた。
『大きな岩だねぇ』


猫岩(1.335m)である。
猫魔ヶ岳は猫又伝説の代表的な山の一つ。
釣り上げた魚目当てに老女に化けた雌猫を郷士が斬り殺したため、山の主である猫王は
郷士の奥方を食い殺して樹上に吊して復讐。
怒りの郷士が宝刀で妻の仇を討つという粗筋だそうである。


『歩き難いよなぁ』


足場の悪い急な下りが続く。


『どこまで続くのかしら?』


『今はどの辺りなのかしらねぇ』
雄国沼はまだかなり先のようだ。


小さな沢を渡る。
濡れて滑り易いので慎重に進む。


雄国沼を目指す。


ようやく平坦な場所に出た。
雄国沼はもう直ぐかなと思ったら、これが甘かった。


この後も沢を渡り、


樹林帯を進む、というパターンが繰り返される。


さらに幾つ目かの沢を渡ると、


13時2分、ようやく雄国沼の端が見えるところに到着したが、避難小屋(休憩舎)は、まだ先だ。


『これって水芭蕉だよね?』
『こんなに大きくなるんだぁ』


休憩舎まで0.8Km地点を通過。


13時10分、雄国沼の堤防に出た。


雄国沼の堤防を進むこと約5分、


13時17分、無人避難小屋(休憩舎)に到着した。
中ではまだいくつかの小グループが食事中だったが、30人ほどの団体が食事が終わった直後で、
入れ替わりに席を確保することができた。


休憩舎で弁当にしよう。


この日の弁当
おにぎりが2個とトンカツ・野菜の煮物・パスタなどの盛合せである。


『お腹が空いてたから美味いねぇ』


13時45分、雄国沼湿原へ。
案内によると、湿原まで25分ほどかかるそうだが、この時点で予定よりかなり遅れているので、
ニッコウキスゲを観て、1時間以内には戻って来たい。


若干ペースアップして、雄国沼湿原へ。


13時55分、雄国沼湿原への分岐点を通過


雄国沼湿原への途中のところどころにニッコウキスゲが咲いており、歓迎してくれているようだ。


14時6分、湿原に到着
ここまで約20分、まずまずのペースである。
順路の木道は一方通行となっている。


木道の両側にニッコウキスゲの大群落が広がる。


『いやぁ これは素晴らしいねぇ』


木道の両側のニッコウキスゲ


『一度にこんなにニッコウキスゲが観られるなんて、来て良かったぁ』


木道の中間点だが、ここで、左に曲って引き返すことはしない。


木道を真直ぐ進む。
草原を吹き抜ける風は、やや肌寒いくらいだが爽快で気持ちが良い。


雄国山方面を望む


まだ満開ではないそうだが、充分に満足である。


中間点を過ぎる辺りは、花が少ない。


先頭グループ


木道を一周し、


最後にもう一度ニッコウキスゲの大群落を写真を納めて、


休憩舎へ向かう。
木道を一周するのに約20分かかったことになる。


休憩舎へ急ごう。


『ニッコウキスゲが観られて良かったよね~っ』


14時42分、休憩舎に到着。何とか”湿原往復1時間以内”の目標達成である。
休憩舎をバックに記念撮影を済ませ、


14時47分、小休憩の後、3.3Km先の雄子沢Pを目指した。
予定より遅れることを、バスの運転手に連絡しようとしたが、
”圏外”で通じないため、ここは急ぐしかない。


14時54分、雄国山縦走の「パノラマルート」との分岐点を通過し、


「雄国せせらぎ歩道」を雄子沢Pを目指す。
雄子沢Pまでは下りだけのため、楽である。


ブナ林の中を雄子沢Pを目指す。


15時7分、雄子沢Pへ2.3Km地点を通過。


雄子沢Pを目指す。


15時14分、雄子沢Pへ1.8Km地点を通過。


ブナの樹林の緑が美しい。


雄子沢Pを目指す。


雄子沢Pまで0.8Km付近。


15時46分、登山者数計測器前を通過


雄子沢登山口は間もなくだ。


15時55分、雄子沢登山口に到着した。


駐車場が見えて来た。


15時57分、駐車場に到着し、運転手に遅れたことを陳謝。
役員で相談の結果、予定していた「ラビスパ裏磐梯」での入浴は急遽取り止め、帰路に就くことにした。
これで、当初の予定どおりの帰宅時間となるだろう。
ちょうどこの頃雨が降り出した。
(帰宅後、東北地方が梅雨入りしたことを知った)


帰りのバス車内
皆さん、ややお疲れの様子である。
『最後はちょっと疲れたわねっ』


17時25分、阿武隈高原SAで休憩。


『かみさんの土産は何がいいかな~』
家族への土産を欠かさない人にはいつも感心させられる。


次の休憩地、友部SAに着いた時には真暗になっていた。
時計は19時20分を回っていた。


この頃になると、疲れも和らいだためか、車内には笑顔が溢れた。
『皆さ~ん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


猫魔ヶ岳・雄国沼ハイキングは秋の紅葉の時期にと考えていたが、会員のK先輩から
雄国沼のニッコウキスゲがお奨め、というアドバイスがあり、6月末にしたという経緯がある。
最初に訪れた2010年6月14日は、あいにくの雨で、猫魔ヶ岳の眺望も全く望めなかったので、
この日は、磐梯山も観ることができ、霞んではいたが猪苗代湖や雄国沼も観ることができ、
猫魔ヶ岳の眺望を楽しむという、目的のひとつは達することができた。
それ以上に最大の目的である草原いっぱいに広がるニッコウキシゲが観れたので、満足のいく一日となった。
なお、Kさんが都合が悪く参加出来なかったのは、残念で仕方がない。
この日の万歩計は24,000を越えていた。


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コメント
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