ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

まさに絶景! 浅間隠山ハイキング

2014年04月23日 | ウマさんの気ままなバスハイキング
2014年4月23日(水)


常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「浅間隠山」ハイキングに参加した。
常南トラベル(株)としては、浅間隠山ハイキングは今回が初の試みで、今日がその初日だそうだ。

浅間隠山は、群馬県吾妻郡吾妻町と長野原町の境にある山で、東吾妻町、中之条町側から見ると、
浅間山を隠してしまうことから、「浅間隠山」(あさまかくしやま)と名付けられた。
遠望すると円錐形の美しい山で富士山に似た山容から「川浦富士」、あるいは山頂部が二峯に分かれているため、
「矢筈山」(やはずやま)といった別名もある。日本二百名山の一つに選ばれている。

所属する「健康ウォーキング同好会」からは、会長以下有志の4名が参加する予定だったが、
一人が風邪で不参加を余儀なくされ、3名の参加となった。

荒川沖駅前
常南交通のバスに乗りこむ。
『おはようございま~すっ』
『今日はよろしくっ』


次の土浦駅に向かう途中、朝食が配られた。今日はホットドッグだ。
これから軽登山をするにしては、やや物足りない量ではあるまいか。
家でトーストを1枚食べて来て良かった。


土浦駅で約8名、石岡ロードパークで約15名が合流し、この日は38名が乗り合わせることになった。
石岡から見覚えのある3名が乗りこんで来た。「まゆみの会」のメンバーだ。
友部SAで最初の休憩。


バスは、常磐道・北関東道と走り、北関東道の波志江PAで2度目の休憩。


高崎ICで高速から降り、右手に榛名山を見ながら国道406号を旧倉渕村へ向かった。
途中でこの日のコースマップが配られ、コースの説明があった。
登山口から浅間隠山(1,756m)まで片道2Km、約1時間30分の道のりとのこと。
3月下旬に下見で登ったという添乗員が同行してくれると言うのは心強い。



登山口から先はトイレがないため、麓のはまゆう山荘で、用を済ませることに。
その前に、はまゆう山荘の駐車場で準備体操をして、


ハイキングの準備も済ませて、はまゆう山荘へ向かう。
幕末の偉才・小栗上野介は、横須賀の今日の発展の基礎となった横須賀製鉄所の建設を進めた人物で、
彼の領地が権田村(旧倉渕村権田)であったことがきっかけとなって、友好関係が結ばれていた。
鞍渕村は村有林の一部(5ha)を横須賀市に貸与し、そこに横須賀市によって、市制施行80周年記念事業の一つとして
「市民休養村はまゆう山荘」が建設された。
その後倉渕村は高崎市と合併し、倉渕村は無くなったが、それまでの友好関係から、
はまゆう山荘が横須賀市から無償譲渡された、ということである。


はまゆう山荘のロビー


ロビーの壁にはまるでピカソのような絵が飾られていたのが印象に残る。


はまゆう山荘から再びバスに乗り、県道54号線を15分ほど走り、登山口へ向かう。
途中、車窓から垣間見えたが、あれが浅間隠山だろうか?


15分ほどで登山口駐車場へ到着した。
この辺りの標高は1,350mほどらしい。はまゆう山荘(850m)からおよそ500m上って来たことになる。
ここで弁当を受け取り、準備完了!


10時55分、浅間隠山目指して出発!
先頭は下見をしたという添乗員が務める。


駐車場から県道を70mほど下ると浅間隠山登山口があった。
山頂まで90分、2.1Kmと表示されている。


最初は緩やかな上りで始まる。


カラ松林を縫うように上る。


この辺りのカラ松はまだ全く芽吹いていない。枯れたような状態のままだ。
麓の国道406号で、満開の桜と新緑が車窓から目に入ったのとは、対照的である。
標高が高いことが分かる。


第1地点辺りを通過。


11時10分、第2地点(尾根)に到着。


第2地点から白樺が目立つようになった。


まだ雪が残っているところがあった。
しかし、この雪ももう直ぐ解けてしまうのだろう。


第3地点を過ぎると回りは背の低い熊笹になってきた。
この日の予想最高気温は21℃。
早くもTシャツ1枚になっている人も。


二度上峠と北軽井沢の分岐点を通過
ここから山頂へは、直登の急な坂道と緩やかな道に分かれている、そうだ。


添乗員から、急な坂道は避けた方が良いとの助言があり、少し遠回りだが緩やかな方を進む。


振り返ると、木々の隙間から真っ白に雪を被った浅間山が見え隠れする。


熊笹のつづら折りの坂道を進む。


ところどころ、雨で土がえぐりとられ、段差の大きな坂道が現れる。


段差が大きいと上りづらいうえに余分な体力を消耗してしまう。
『けっこうきついわねっ』


熊笹の道を過ぎると、今度は岩の道が続く。


山頂に近い分岐点で、この日先頭を務めていた添乗員が道を案内してくれていた。
『頂上は真直ぐ、もう直ぐですよっ』


やや急な傾斜の先に山頂が見えて来た。
最後の上りだ。


12時10分、浅間隠山山頂(1,756.7m)に到着した。
正面に見えているのが浅間山(2,568m)だ。


『いやぁ最後はちょっときつかったねぇ』
まゆみの会の皆さんともう一人の添乗員も到着した。


先に登頂した人達は浅間山の絶景を観ながら弁当を食べていた。
我々も弁当にしたいが、もう一人遅れているIさんが登頂するまで待つことにした。


山頂から見た浅間山(2,568m)の眺望は”素晴らしい”の一言に尽きる。
まさに絶景である。


浅間隠山からの眺望(動画)


子持山、榛名山方面


谷川岳方面
右手は至仏山、燧ケ岳方面か?


12時15分、5分遅れで健康ウォーキング同好会会長も到着。


我々も全員揃ったところで弁当にしよう。
この日の弁当は、地元の”やんば弁当”だ。


きの子と卵焼きのまぜご飯に、たっぷりの肉と天ぷら(天つゆ付)である。天つゆ付の弁当は珍しい。
煮付けのこんにゃくも付いていた。ボリューム満点で味もなかなかのものだった。


弁当を終わって、下山する前に浅間山をもう1枚。


13時2分、下山開始!
添乗員より、14時30分までにバスへ到着して欲しいとの注文があった。
前方は妙義山方面か?


お腹を満たした後で、足取りは軽い。
『下るだけだから楽だねっ』


急な砂利道が滑り易い。
『気を付けてっ』


最近上りは苦手と言う会長も、下りは快調である。


『石が滑りそう』


『段差が大きいから大変よっ』


低灌木の道を下る。
誰も休憩しようという人はいない。


熊笹の中を下る。


第3地点付近を通過。


から松林ということは、ゴールは近い。
まだ13時56分、14時30分まで30分以上もある。かなり早いペースだ。


14時4分、浅間隠山登山口に到着!!
普通1時間30分はかかるところをほぼ1時間で降りてきたことになる。
添乗員も”びっくり”といった顔をしていた。


記念撮影
『上る時に撮ってなかったから』だそうだ。


駐車場にはバスが待機していたが、予定(14時30分)よりも15分も早くバスは出発した。


再びはまゆう山荘へ。
用を足すためにだけ立寄るということになるが、何だか申し訳ない気持ちである。


借りるだけ借りて、というのを良しとしない年代である。
せめてもの土産を物色中だ。
はまゆう山荘は横須賀市と友好関係にあるということで、「横須賀海軍カレー」が売られていた。
はまゆう山荘名物のトマトのソフトクリームが女性陣に大人気だった。


国道406号を渋川市小野上温泉へ向かう。
草津街道大戸関所跡を通過。


はまゆう山荘からバスで走ること50分。
15時50分、ようやく小野上温泉に到着した。


バスに50分も揺られて汗は完全に引いてしまったが、何はともあれ、幸の湯で汗を流すことに。


『今日は大変お疲れ様でしたぁ、かんぱ~いっ』
『風呂上がりの一杯は美味いっ!!』


浅間隠山ハイキングは好天に恵まれ、絶景の浅間山を見ることができて、最高の一日となった。
”やんば弁当”も美味しかった。帰りのバスでもひと際拍手が多かったのも頷ける。
添乗員も自信を深めたことだと思う。
ただ、入浴施設がバスで50分も先というのはちと遠すぎる。
もう少し近くの温泉(旧倉渕村の日帰り温泉など)を検討すべきではないだろうか?

ウマさんの気ままなバスハイキングの目次”に戻る。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする