ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

ニッコウキスゲが見頃 霧降高原ハイキング

2013年07月05日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2013年7月5日(金)


毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成25年度第14回(2013年第26回)、「霧降高原・霧降滝」ハイキングに参加した。


この日は、大型バスを借りきっての遠征ハイキングである。
乗車場所がこれまでの国道6号小林ふとん店前から、土浦地区三中地区公民館に変更になった。
5時45分、公民館へ行くと、既に常南交通の貸切バスが待っていた。
出発予定時刻は6時ちょうどである。


その後次々に参加者が車でやってきて、駐車場の一角は我々一行が占める形となった。
これまでの集合場所では車を停めておくところがないため、わざわざ送迎してもらっていたのだろう。
これからは、駐車場へ停めることができるので、これは大いに助かる。


バスは6時ちょうどに三中公民館を出発。
天川団地入口・土浦市民会館・石岡ロードパークへと回り、この日の参加者36名が乗り込んだ。
大型バスの定員は44名、ところどころに空席があるためゆったりとした気分で乗れる。


バスに乗り込むと、直ぐに弁当が配られた。
お馴染みの「おにぎり弁当」である。
量も味も評判はなかなか良い。


常磐道・北関東道・東北道・日光宇都宮道を順調に走り、日光口PAで二度目の休憩。


ここで昼食の弁当を受け取るため、しばし待っているところ。
日光市のこの日の天気予報は”曇り後雨”、路面が濡れているので、既に雨が降ったと見られる。
またいつ降り出してもおかしくないどんよりとした空だ。


9時13分、スタート地点の霧降高原第一駐車場の「高原ハウス」に到着。
到着した時点で既に心配された雨は降りだしていた。


今の時期、霧降高原ということで、雨はやむなしであろう。
皆さん、雨具に着替えて準備万端、早速高原ハウスの前で軽く準備体操。
リュックを背負ったままのため、簡単に済ませる。


この日は丸山ハイキングコース(高原ハウス⇒小丸山山頂⇒丸山山頂⇒八平ヶ原⇒高原ハウス)を予定しているが、
雨のため、変更は十分考えられる。
9時27分、とりあえず小丸山山頂目指して出発!


数年前に来た時には、高原ハウスのかなり下方からリフトを乗り継いで丸山を目指した記憶がある。
今はリフトは廃止され、代りに木製の階段が整備されていた。
階段は小丸山までほぼ直線的に伸びており、その段数は1445段と案内されている。
木製の階段を縫うように砂利道の遊歩道が整備されており、キスゲ平の中を歩くことができる。
先ずは階段を利用してみよう。


遊歩道一帯はキスゲ平と称されていて、ニッコウキスゲが一面に咲いている。
一瞬の霧(雲)の隙間から丸山山頂(1,689m)が見えた。


ニッコウキスゲは今が一番の見ごろとなっている。
まさに『今でしょっ!』だ。


雨に濡れたニッコウキスゲも瑞々しくてなかなか良いものである。


後ろに見えるのは小丸山山頂(1,601m)だ。


「谷わたり」を通過


山頂から霧(雲)が降りてきた。


霧が晴れていたのはほんの少しの間で、瞬く間に霧がかかってきて視界が遮られた。
ここで突然、会長がスティックを高原ハススに置き忘れたことに気づき、『取りに戻る』と言いだした。
止めても効かない会長のこと、さっさと下って行ってしまった。
悪いことに、この日の会長は携帯も家に忘れてしまっており、連絡の取り様がないのである。


引き返してくるまでじっと待ってる訳にもいかず、ペースダウンして小丸山を目指すことにした。
先ずは、小休止だ。
この辺りは階段では既に500段付近を過ぎている。
500段を急ぎ足で往復するのはかなり厳しいものがある。


階段をゆっくりと上る。
1445段中800段目、ほぼ真ん中付近だ。
ここから後半は遊歩道はなくなり、階段だけの一本道になる。
ゆっくり上っていれば会長も追いつくかもしれない。


展望デッキがあったが・・・『何も見えないねぇ』


斜面のニッコウキスゲもご覧のとおり。


1445段中1000段目を通過。
残り445段、まだ先は長い。


ゆっくりと上る。


1445段中1300段目を通過。
ゴールはもう直ぐだ。


小丸山山頂直下の展望デッキ


小丸山展望台が霞んで見える。


1445段中1445段目、ついにゴールだ!


眺望は効かないが、一応展望台へ上ってみる。


なかなか会長が戻って来ないのに痺れを切らし、『途中で引き返すのを諦めたんじゃないの?』などと言いだす人も。
小丸山山頂で待つこと約15分、忘れていたスティックを取りに戻った会長が姿を現した。
かなり息が上がっている。


皆さんの拍手に迎えられて、会長がゴール。
『お疲れさま~』


『ここで引き返しては?』 という意見も出たりもしたが・・・


時間も10時30分を少し過ぎたばかりでまだ早いし、丸山山頂まで距離もさほどないことから、
丸山山頂を目指すことにした。


小雨の中、丸山山頂を目指して出発!
我々一行の他にも丸山山頂を目指す人(傘を差している)はたくさんいた。


鹿の食害対策のために張られた防護金網を通過。
ニッコウキスゲが激減してしまったための措置だそうだ。


標高1,635mのキスゲ平を通過。
霧がかなり濃い。霧降高原たる所以である。


キスゲ平を過ぎると、一面熊笹の道になった。


熊笹の道を抜けると突然霧が晴れてきた。


高原の道は視界が効くと気持ちが良い。


この辺りから雨で道がぬかるんでいて滑り易くなっていた。
ちょっとした段差だが、上るのに一苦労する。


大きな岩もある。


『この先行くのはどうしようかな~』『滑って危ないよね~っ』
『丸山までもう少しだから』の説得にも、結局女性7人が引き返したことを後で聞いた。
賢明な判断だと思った。


岩だらけの道を過ぎると平らな場所に出た。丸山まで残り150mとある。
後続を待つ間小休止だ。


急にガスって、雨も少しだけ強くなってきた。
山の天気は変わり易いことを実感する。


11時6分、丸山山頂(1,689m)に到着。


記念撮影をしておこう。
参加者全員は揃わなかったが、ここまで怪我人も出なくて登れて一安心だ。


丸山山頂から小丸山を望む。
風と雨はやや強くなってきたが、一瞬霧が流れて小丸山展望台が見えた。


このまま八平ヶ原方面へ進んでもこの天気では弁当を食べるような場所もないだろうし、
予定していた丸山ハイキングコース(高原ハウス⇒小丸山山頂⇒丸山山頂⇒八平ヶ原⇒高原ハウス)を変更し、
ここで引き返すことにした。


下る際には細心の注意が必要だ。
『ゆくりゆっくりねっ』


丸山山頂からちょうど10分で、防護フェンスに戻った。


登る時には霧で全く視界が効かなかったが、急に霧が晴れて、高原ハウスまではっきりと見える。
雨もかなり小降りになってきた。


キスゲ平の眺望を楽しみながら下りることにしよう。
貸切バスの運転手には、車内で弁当タイムにしたい旨を連絡しておいた。


霧が薄れてきた束の間に、ニッコウキスゲを満喫しておこう。
白い花はカラマツソウか?


遊歩道から小丸山山頂を望む。


一面のニッコウキスゲ


ニッコウキスゲ


少しだけ晴れたかなと思っていたら、また突然霧に包まれてしまった。
濃い霧を目の当たりにすることも、実は、霧降高原の魅力の一つなのだそうだ。


12時3分、スタート地点の高原ハススに到着。


貸切バスは第三駐車場で待っていた。


先ずは腹ごしらえである。
「なきむし山おにぎり弁当」とある。


気になる弁当の中身だが・・・
大きめの熊笹に包まれた3種類の小さめのおにぎりと煮物・揚げものがついて可愛らしい弁当である。
おにぎりは粘り気があって、まるでお餅のような食感だった。


弁当タイム
『美味しいよねっ』


霧降高原から15分ほどバスで下ると霧降滝の観瀑台への入口がある。


霧降滝観瀑台には約340m歩くことになる。
リュックはバスに置いといて、手ぶらで出かける。


小さな観瀑台は直ぐに満杯になった。
一度に36名はとても無理、変わり番こで見物だ。


霧降ノ滝
古くから華厳ノ滝、裏見ノ滝とともに日光三名瀑の一つに数えられている。
下段の滝が、まるで霧を降らせるかのように水が岩に当たり、飛び散って流れ落ちる。
その様子から、この名がついたと云われる、とのこと。


動画


観瀑台から赤薙山(あかなぎさん)(2,010m)が見える。
その右に見えるのが丸山(1,689m)だ。


観瀑台からバスに戻る途中、自分にとっては珍しいサワシバの木(カバノキ科)が。
説明板には以下のように紹介されていた。
日本の温帯山地の山あいに多く、手のある畑作物をからませる柴として農家が用いたので、
この名が付いた、そうである。
庭木・盆栽として果穂の美しさを鑑賞する、とのこと。


木の葉にカエルが止まっていた。
アマガエルにしては大きいし、正式名はなんというカエルだろう?


日光和の代温泉「やしおの湯」へ向かう前に、集金しているところ。
入浴料は通常500円だが、20名以上の団体割引で450円、65歳以上はさらに割引があり、280円という安さである。


霧降滝から約20分で、「やしおの湯」に到着した。


風呂上がりに冷たいビールで『乾杯っ!』
この瞬間が堪らなく良い。


清酒にワイン、何でもありだ。
大盛り上がりである。


つまみが次々に回ってきて、山のようになっている。


北関東道壬生ハイウエイオアシスに着いた頃には・・・


ワインも清酒も空になってしまっていた。
『軽く1杯どころじゃないねぇ。飲み屋に行った気分だよ』


『今日は雨に降られたけど、想い出に残るハイキングだったねぇ』
御満悦の会長である。

『お疲れ様でしたぁ』


あいにく雨の中のハイキングとなったが、今の時期霧降高原とあれば、この日の天気は仕方がない。
土砂降りにならなかっただけ儲けもの、と考えたい。
キスゲ平一面のニッコウキスゲを楽しみ、霧降滝の眺望も素晴らしかった。
栃木県内で一番利用客の多い日帰り施設と云われる「やしおの湯」だが、
団体65歳以上割引料金が280円というのは大きな魅力である。
次回のバスハイクは日光小田代ヶ原(8月30日)を予定しているので、また立寄ることにしたい。


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コメント
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