2013年4月26日(金)
毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成25年度第4回(2013年第16回)、「宝筺山ハイキング(山口コース)」に参加した。
この日のコースは、宝筺山ハイキングということで、第一集合場所は、乙戸沼公園。
15名が集まり、車4台に分乗し、第二集合場所の筑波総合体育館へ向かった。
筑波総合体育館へ直行した5名と併せ、この日の参加者は20名となった。
山登りはあまり好きではない、という会員もいる中では、まあまあの人数ではないだろうか。
早速、会長の掛け声で準備体操だ。
『うぅ~んと背伸びをして~っ』
今日も良い天気である。
9時51分、いざ出発!
先頭はOさんが務める。
『後期高齢者に仲間入りしちゃってよぉ』なんて言っているが、いつも元気が良い。
この日は午後には寒気が南下して気圧が不安定になり、突風や竜巻などが発生する、という予報である。
『この前発生した竜巻の通り道だし、心配だよね~っ』
『雨に降られなきゃいいけどなぁ』
前方に宝筺山(小田山)が見える。
この日は山口コース(2)を上り、山口コース(1)を下ることにしている。
山口集落付近。
山口コース(2)と山口コース(1)の分岐点付近。
分岐点を過ぎると、今までの平坦な道が一変、急な坂道が待ち構えていた。
『この坂、車で上るのも大変じゃない?』
このところの例会は、平坦な場所が多かったので、ちょっとした坂道でもけっこう堪えるようだ。
皆さん笑顔だが、かなりきついのは確かだと思う。
筑波総合体育館を出発して1.5Km付近。
道標がしっかりと整備されている。
山頂まで、2.5Kmとある。
急に視界が開けた。
『筑波山がきれいだねぇ』
急坂はしばらく続く。
回りは宅地開発された場所のようにも見えるが、家は一軒も建っていない。
『こんな急坂じゃ誰も買わないんじゃないのっ?』
『少し休憩したいわねっ』
要望に応えてOさん、『ここらで、一息いれよう!』
出発して30分が経過していた。
『お茶が美味しいねっ』
水分の補給も終わり、再び山頂目指して出発!
給水した辺りから、それまでのコンクリート舗装が山道に変わった。
写真では分かり難いが、道の両側をイノシシが掘り返しており、歩き難い。
(イノシシが掘り返したと見られる道は山頂近くまで続いていた)
『歩き難いわねぇ』
『これギンヤンマじゃないっ?』
よく見ると、まだ小さいがギンヤンマだ。
普通、夏に見かけるが、この時期にギンヤンマを見るのは初めてである。
ギンヤンマは前幼虫からの脱皮を含め13回の脱皮を行うそうだ。
これから脱皮を繰り返して大きくなるのだろう。
新寺コースとの合流地点を過ぎ、山頂まであと1.1Kmの表示。
『もう半分は過ぎたよねっ』
杉林が続く。
枝打ちや間伐などが行われた様子はなく、かなり荒れている。
『いやぁかなり上ってきたねぇ』
『なかなかの景色だけど、ちょっと木が邪魔してるなぁ』
『何のアンテナなのかしら?』
TVのアンテナを大きくしたようなアンテナである。
山頂まで0.7Km付近。
山頂へ0.3Km付近。
『最後の300mってきついのよねっ』
左へ進めば0.2Kmだが、多数決で正面の0・3Kmを進むことに。
『距離が長い分、こっちの方が楽なんじゃないのっ?』
そうあって欲しい。
11時31分、山頂まで残り100mの地点(バイオトイレのある広場)に到着。
一息ついて山頂を目指す。
最後の残り50mの急坂を上ると・・・
山頂の鳥居が迎えてくれた。
11時37分、宝筺山山頂(461m)に到着。
後ろから続いて到着だ。
『いやぁ、最後はけっこうきつかったねぇ』
この日は既に何名かの先客が見られた。
『私たちも弁当にしましょっ』
『お腹空いちゃったねぇ』
心地良い風を受けながら食べる弁当は最高だ!
弁当を食べ終わったら直ぐに下山開始である。
『突風が吹き出す前に下山したいよねっ』
下りは、山口コース(1)だ。
いきなり、急坂の下りが現れた。
雨が降ったりしたら、転倒者続出間違いないだろう。
『滑り易いから気を付けてっ』
コースは、途中で切り返しのような場所がある。
最初の急斜面を過ぎると道は殆どなだらかな坂になる。
突然山ツツジが群生していた。
誘われるように進んで行くと・・・
「万博記念の森」の碑が建っていた。
27年前の「つくば化学万博」へ寄付した人達(関東地方)の名前が刻まれているのだそうだ。
傍に寄って目を近づけないと見えないくらい小さな文字である。
この日参加しているKさんの名前が刻まれているとのこと。
『どこにあるのかしら???』
『あったぁ 見つけたぁ』
なるほど、Kさんご夫妻の名前が刻まれていた。
山口コース(1)では、「万博記念の森」を過ぎた辺りから、景観良好なポイントが現れる。
左手につくば市方面が見えて来だした。
視界が開けるとなかなかの景色である。
『素晴らしい景色だよねっ』
空気が澄んだ日にはもっと遠くの景色が望めるだろう。
富士山も望めるのではないだろうか。
このコースは、遠くの景色を眺めながら進めるので、下りに適している、と思う。
田んぼに水が張られて、間もなく田植えの時期を迎えているのが分かる。
『北条大池が見えるねっ』
右手が北条大池、左手には筑波総合体育館が見える。
『あそこから上って来たんだぁ』
「宝筺名水」
『コップがあるってことは飲めるんだよねっ』
小さな沢を渡り、
杉林を通り抜けたところで、
最後の水分補給だ。
下りだけのせいか、足取りも軽い。
『道も広いし、楽でいいよね~っ』
イノシシの掘り返した跡がなかった分、歩き易かったことは確かだ。
麓に近い山の中に一軒だけポツンと家が建っていた。
庭先に咲いたオオデマリの白と赤い紅葉の新芽のコントラストが目を引いた。
紅葉が春に赤くなるのは秋に紅葉する元のアントシアニンという物質が原因である。
アントシアニンには紫外線から植物を守る性質もあり、芽吹いたばかりの新芽が
紫外線から自分を守るため、このアントシアニンを出して、その結果新芽が赤くなるのだ。
一軒家を過ぎ、しばらくするとのどかな田園風景の麓に出た。
右手には筑波山が見える。
後ろは4月上旬であれば山桜が美しい不動峠方面だ。
山口集落を抜け、左手に目をやると、
つい先ほど登った宝筺山が見える。
『あそこまで登ってきたんだぁ』
北条大池付近
皆さん、無事宝筺山を登り終えて満足な笑顔に溢れている。
13時47分、筑波総合体育館に到着。
『お茶が美味いっ!!』
普段はあまり腰を降ろしたりはしないのだが・・・
整理体操の前に揃って腰を降ろしているところを見ると、やはり少し疲れたようだ。
早速、整理体操をして、
『今日も大変お疲れさまでした~っ』
予報では午後には気圧の変化で竜巻や突風などが心配されたが、特にそのようなことがなかったことは、幸運だった。
この日は何年振りかで山口コース(2)を上り、山口コース(1)を下った。
上りの最初は急坂できつかったが、下りは展望の利く場所もあり、それなりに楽しめた。
今年始め(2013年1月18日)には極楽寺コースを上った宝筺山ではあるが、この他にもコースが整備されており、それぞれ変わった景色が楽しめるそうなので、
機会があれば、また別のコースを企画してみたいと思う。
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毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成25年度第4回(2013年第16回)、「宝筺山ハイキング(山口コース)」に参加した。
この日のコースは、宝筺山ハイキングということで、第一集合場所は、乙戸沼公園。
15名が集まり、車4台に分乗し、第二集合場所の筑波総合体育館へ向かった。
筑波総合体育館へ直行した5名と併せ、この日の参加者は20名となった。
山登りはあまり好きではない、という会員もいる中では、まあまあの人数ではないだろうか。
早速、会長の掛け声で準備体操だ。
『うぅ~んと背伸びをして~っ』
今日も良い天気である。
9時51分、いざ出発!
先頭はOさんが務める。
『後期高齢者に仲間入りしちゃってよぉ』なんて言っているが、いつも元気が良い。
この日は午後には寒気が南下して気圧が不安定になり、突風や竜巻などが発生する、という予報である。
『この前発生した竜巻の通り道だし、心配だよね~っ』
『雨に降られなきゃいいけどなぁ』
前方に宝筺山(小田山)が見える。
この日は山口コース(2)を上り、山口コース(1)を下ることにしている。
山口集落付近。
山口コース(2)と山口コース(1)の分岐点付近。
分岐点を過ぎると、今までの平坦な道が一変、急な坂道が待ち構えていた。
『この坂、車で上るのも大変じゃない?』
このところの例会は、平坦な場所が多かったので、ちょっとした坂道でもけっこう堪えるようだ。
皆さん笑顔だが、かなりきついのは確かだと思う。
筑波総合体育館を出発して1.5Km付近。
道標がしっかりと整備されている。
山頂まで、2.5Kmとある。
急に視界が開けた。
『筑波山がきれいだねぇ』
急坂はしばらく続く。
回りは宅地開発された場所のようにも見えるが、家は一軒も建っていない。
『こんな急坂じゃ誰も買わないんじゃないのっ?』
『少し休憩したいわねっ』
要望に応えてOさん、『ここらで、一息いれよう!』
出発して30分が経過していた。
『お茶が美味しいねっ』
水分の補給も終わり、再び山頂目指して出発!
給水した辺りから、それまでのコンクリート舗装が山道に変わった。
写真では分かり難いが、道の両側をイノシシが掘り返しており、歩き難い。
(イノシシが掘り返したと見られる道は山頂近くまで続いていた)
『歩き難いわねぇ』
『これギンヤンマじゃないっ?』
よく見ると、まだ小さいがギンヤンマだ。
普通、夏に見かけるが、この時期にギンヤンマを見るのは初めてである。
ギンヤンマは前幼虫からの脱皮を含め13回の脱皮を行うそうだ。
これから脱皮を繰り返して大きくなるのだろう。
新寺コースとの合流地点を過ぎ、山頂まであと1.1Kmの表示。
『もう半分は過ぎたよねっ』
杉林が続く。
枝打ちや間伐などが行われた様子はなく、かなり荒れている。
『いやぁかなり上ってきたねぇ』
『なかなかの景色だけど、ちょっと木が邪魔してるなぁ』
『何のアンテナなのかしら?』
TVのアンテナを大きくしたようなアンテナである。
山頂まで0.7Km付近。
山頂へ0.3Km付近。
『最後の300mってきついのよねっ』
左へ進めば0.2Kmだが、多数決で正面の0・3Kmを進むことに。
『距離が長い分、こっちの方が楽なんじゃないのっ?』
そうあって欲しい。
11時31分、山頂まで残り100mの地点(バイオトイレのある広場)に到着。
一息ついて山頂を目指す。
最後の残り50mの急坂を上ると・・・
山頂の鳥居が迎えてくれた。
11時37分、宝筺山山頂(461m)に到着。
後ろから続いて到着だ。
『いやぁ、最後はけっこうきつかったねぇ』
この日は既に何名かの先客が見られた。
『私たちも弁当にしましょっ』
『お腹空いちゃったねぇ』
心地良い風を受けながら食べる弁当は最高だ!
弁当を食べ終わったら直ぐに下山開始である。
『突風が吹き出す前に下山したいよねっ』
下りは、山口コース(1)だ。
いきなり、急坂の下りが現れた。
雨が降ったりしたら、転倒者続出間違いないだろう。
『滑り易いから気を付けてっ』
コースは、途中で切り返しのような場所がある。
最初の急斜面を過ぎると道は殆どなだらかな坂になる。
突然山ツツジが群生していた。
誘われるように進んで行くと・・・
「万博記念の森」の碑が建っていた。
27年前の「つくば化学万博」へ寄付した人達(関東地方)の名前が刻まれているのだそうだ。
傍に寄って目を近づけないと見えないくらい小さな文字である。
この日参加しているKさんの名前が刻まれているとのこと。
『どこにあるのかしら???』
『あったぁ 見つけたぁ』
なるほど、Kさんご夫妻の名前が刻まれていた。
山口コース(1)では、「万博記念の森」を過ぎた辺りから、景観良好なポイントが現れる。
左手につくば市方面が見えて来だした。
視界が開けるとなかなかの景色である。
『素晴らしい景色だよねっ』
空気が澄んだ日にはもっと遠くの景色が望めるだろう。
富士山も望めるのではないだろうか。
このコースは、遠くの景色を眺めながら進めるので、下りに適している、と思う。
田んぼに水が張られて、間もなく田植えの時期を迎えているのが分かる。
『北条大池が見えるねっ』
右手が北条大池、左手には筑波総合体育館が見える。
『あそこから上って来たんだぁ』
「宝筺名水」
『コップがあるってことは飲めるんだよねっ』
小さな沢を渡り、
杉林を通り抜けたところで、
最後の水分補給だ。
下りだけのせいか、足取りも軽い。
『道も広いし、楽でいいよね~っ』
イノシシの掘り返した跡がなかった分、歩き易かったことは確かだ。
麓に近い山の中に一軒だけポツンと家が建っていた。
庭先に咲いたオオデマリの白と赤い紅葉の新芽のコントラストが目を引いた。
紅葉が春に赤くなるのは秋に紅葉する元のアントシアニンという物質が原因である。
アントシアニンには紫外線から植物を守る性質もあり、芽吹いたばかりの新芽が
紫外線から自分を守るため、このアントシアニンを出して、その結果新芽が赤くなるのだ。
一軒家を過ぎ、しばらくするとのどかな田園風景の麓に出た。
右手には筑波山が見える。
後ろは4月上旬であれば山桜が美しい不動峠方面だ。
山口集落を抜け、左手に目をやると、
つい先ほど登った宝筺山が見える。
『あそこまで登ってきたんだぁ』
北条大池付近
皆さん、無事宝筺山を登り終えて満足な笑顔に溢れている。
13時47分、筑波総合体育館に到着。
『お茶が美味いっ!!』
普段はあまり腰を降ろしたりはしないのだが・・・
整理体操の前に揃って腰を降ろしているところを見ると、やはり少し疲れたようだ。
早速、整理体操をして、
『今日も大変お疲れさまでした~っ』
予報では午後には気圧の変化で竜巻や突風などが心配されたが、特にそのようなことがなかったことは、幸運だった。
この日は何年振りかで山口コース(2)を上り、山口コース(1)を下った。
上りの最初は急坂できつかったが、下りは展望の利く場所もあり、それなりに楽しめた。
今年始め(2013年1月18日)には極楽寺コースを上った宝筺山ではあるが、この他にもコースが整備されており、それぞれ変わった景色が楽しめるそうなので、
機会があれば、また別のコースを企画してみたいと思う。
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