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宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2007/12/14
上司が不在で暇そうなこの日。有給休暇をとって今年最後の平日口開けを狙うことにします。午前中の用事は順調に済んで、図書館に寄りつつ立石へ向かいます。開店30分前に行けば余裕だろうと思いつつ、13:30に到着すると表の入り口には既に大行列が。裏にも10人はお客さんが待ってます。完全に出遅れましたね。



仲見世商店街に飾られている、凧の絵のコンテストを見ながら並んでいると、お店から出てきたあんちゃんが人数を数えはじめます。ちょうどボクが14人目。うしろのお客さんに「入れないかもしれない」と伝えてます。なんとかギリギリセーフ、入れそうですね。そして13:48頃に開店。なんとか鍋前の最後の席に座ることができました。ホネをゲットしたいと思いつつ、箸に意識を集中していたらあんちゃんの「何を出す」に反応できず、「梅でいい?」と促されるという粗相。慌てて「梅でお願いします」と応え、そして箸も無事にいただくことができました。



煮込み鍋からホネをすくう様子を見とれながら、ホネをまちます。鍋前席から配ってくれました。



大ぶりなホネです。ハツもともたくさん入っていてラッキー。ホネをいただくのは久しぶり。この日のホネも絶品でした。あらかた食べ終え、ホネについている肉をしゃぶっているとあんちゃん、「真ん中でぱきっと折って、断面をしゃぶるとまた違った味がするよ。」と。試しにぱきっと割ってみると、簡単に割れました。間についたお肉も食べやすくなって、これはいいですね。ホネをしゃぶりつきつつ、梅を啜ります。



お次はツルの辛塩をいただきました。平日のレアメニュー。いただいておかないと。しかしこの日のツルも、軟らかくてジューシーで絶品。串から外さず、そのままいただいてみました。なるほど、串からがぶりと食べる食感も味のうち、というのがよく分かりました。梅もおかわりです。「おかわりをお願いします」とあんちゃんに言うと、鍋前にいたマスターから「あれ、もういいの?ごちそうさま?」と突っ込みが入ります。マスターのこういう突っ込みも、暖かみを感じますね。



この日は1杯目がちょっと甘め(それでも普通より辛め)、そして2杯目以降は3滴ほどという理想型。すっかりボクの好みを分かってくれているようで嬉しくなっちゃいますね。



おしんこお酢もいただきます。ボクの右隣の3席は、いわゆるティッシュ席という大常連さんの席。隣のおとうさんは、新宿大久保までタクシーで呑みに行くという豪快な方。凄いですねーといろいろとお話をさせていただきました。「梅をおかわりする時は、「おかわり」っていっちゃダメなんだ。お帰りと聞き間違えられちゃうから、「もう1杯!」と言ったほうがいいんだよ。」と。有り難く指導してくれます。



ナンコツ素焼きお酢もいただきます。あんちゃんから「ちょっと今日は早いんじゃないの。」と突っ込みが入ります。「ホネが食べたくて、ホネ休暇です。」と応えると、「でもって骨休めだね。」とあんちゃん。うまいですねー。やっぱりこういう返しを素速くできるようにならないと、なんて思いつつ梅をお代わりします。



「3杯目をお願いします。」とあんちゃんに。横下から撮ると表面張力の感じが分かりませんが、満杯です。そしておかずをつつきつつ、お隣の常連さんとも会話しつつ梅を啜ります。



3杯目も呑み干し、まだおしんことナンコツがあるので半分いただくことに。今日の半分は結構盛りがいいですね。ラッキーです。そしてちょうどいい感じでおかずと梅の残りを堪能し、14:55頃ごちそうさまをします。この日は梅3つ半で大満足。



お店を出る頃には、待っているお客さんもいなくなりました。これからきっと、まったりタイムに突入していくのでしょう。いい気持ちになって、立石の街をぶらつきます。踏切を渡りつつ、何気なく大林酒場のほうを見るとシャッターになにやら貼り紙を発見。



なんだろうと思いつつ見てみると、なんと閉店を告知する貼り紙でした。



しばらく休業状態だったようですが、最近この貼り紙が貼られたそうです。もしかしたら、いつもお店の奥にいらっしゃったおとうさんが体調を崩されたのか、そのまま閉店を決めてしまったのかもしれません。またひとつ、名酒場が幕を下ろしました。ボクは4回、こちらに寄らせてもらいましたが、もっと行っておけばよかったと、今更ながらに思ったのでした。
(つづく)

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