宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2006/06/07
前日に三茶のお店を2軒開拓して、その翌日。この日はもう一つ、太田和彦さんが絶賛しているお店、「酒の高橋」を目指すことにしました。このお店は、jirochoさんのページでも絶賛されていて、味とめとともにこの界隈での名店の双璧という感じになってます。(日本酒好きな方には「赤鬼」は外せないと思いますが・・・)

三軒茶屋を降りて、ちんちん電車の世田谷線に乗り換えます。この電車に乗るのは、ずいぶん前に通勤時に田園都市線が止まった時、振り替え輸送で小田急線まで行くときに乗って以来です。



なかなかモダンなトラム風の電車に乗って4駅。世田谷駅を下車して、駅を出て左側に少し歩くと、右側に赤提灯が見えます。



まずこの佇まいでシビれてしまいます。良い店構えですねえ。ガラガラと引き戸を開けてお店にはいると、カウンターに3人ほど、そして左側に四つある小上がりの席には二組のお客さん。ボクはお店の奥、カウンター右隅の席に座ります。まずは瓶ビール(550円)を注文します。



サッポロドラフト。仕事のあとの一杯は最高ですね。黒塗りのカウンターにビールがぴかぴか光ります。お通し(200円)は、鮪の刺身とわかめのぬたです。



ぬたがいい味です。鮪も新鮮。これはお刺身を頼まねば、ということで、太田和彦さんも絶賛の三品盛り(600円)を注文します。



かつお、ホタテ、平目の三品。分厚く着られたお刺身は、口に入れると魚そのものの味がクチに広がります。添えられたわさびもイイ!なんだかテンションが上がって、勝手に盛り上がってきます。ビールも少なくなって、次の飲み物をどうしようか考えていたところ、サワー系が若干割高な感じがして、しかもお店のひとはみんなマイボトルで呑んでます。ここはキンミヤ一升瓶(3,360円)をキープできるお店、というのは事前調査で知っていたのですが、初めて来ていきなり一升瓶キープというのもねえ、とおもって躊躇していたのですが、意を決してお願いしました。「キンミヤを入れたいんですけど…」とお姉さんにお願いすると、一瞬この人は何を言っているんだろう的なぽかんとした空白のあと、「キンミヤ一升瓶、一升瓶ですね」と念を押すように確認します。ボクも緊張して「は、はい・・・お願いします」と。なんだかすごい緊張しました。

そしてやってきましたキンミヤ一升瓶。どかんとカウンターにおかれて、無料と書かれた氷のセットとジョッキ、そして黒ホッピー(210円)もいただきました。



ホッピーは業務用ではなく、市販されている330mlのものでした。好きなだけ焼酎を入れて作るホッピーはまた格別ですね。もちろん濃いめに作ります。残りのお刺身を平らげ、にら玉(350円)を注文します。



いやあ、このにら玉、味は濃いめですが、すんごい美味しいのです。にらのしゃきしゃき感と、たまごのふんわり感。たまりません。バクバク食べちゃいました。このにら玉、美味しいですね~、なんてお姉さんに言ってみたりしながら、ホッピーを自分でおかわりします。

二組ほど常連さんがお会計をすませ退店され、ちょっとのんびりした店内。お姉さんから、「また常連さんが増えちゃったわ~」と声をかけてくれます。うれしいですね。一見なのに常連さんと言われるのは、なんだか舞い上がっちゃいます。しかも、「これおまけね」と、水なすをいただいちゃいました。



お、このおなすも旨い。塩気がきつくなく、なすがとっても新鮮。ホッピーの外もなくなっていたので、キンミヤをロックでいただきます。これがまたなすに合うのですねー。唐辛子をちょっとふるとまた旨い。おまけのなすでかなりやられてしまい、大満足でお会計をします。



約一時間半の滞在で、20:30頃。近所なのに、ずっと来ることができなかったことに少し後悔です。キープしたキンミヤとしばしのお別れと思いつつ、家路につきました。


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