百萬人の身世打鈴が訴えるもの

　みなさん　こんにちは

　日本が朝鮮半島を支配していた時代の朝鮮人強制連行や強制労働を取り上げたドキュメンタリー映画「百萬人の身世打鈴（シンセタリョン） 」を4月8日、神戸・JR新長田の神戸映画資料館で観てきました。

　身世打鈴とは、不幸な身の上ばなしを嘆き哀しむという意味だそうです。朝鮮渡来文化を追いかけてきた前田憲二 監督が4年近くにわたり韓国、中国、日本各地を取材。計17人の方から証言を得て、強制連行と過酷な労働の実態を明かしています。225分にわたる長編の中で、九州の炭鉱に連れてこられ、劣悪な労働環境の中仲間を事故で亡くした方。途中、逃亡した方。工場で働けると騙されて中国で慰安婦にされた15歳の少女。広島で被爆し故郷に戻った労働者。戦争末期、本土決戦に備え長野県長野市松代地区で建設が進められていた地下壕『松代大本営』の工事に携わった方。様々な強制連行、強制労働の被害者の声を集めています。

　日本は朝鮮や中国の方々に本当にひどいことをしたと思います。今そのことに対して私ができることはしれているけれど、少なくもより勉強して、周りにそして次代に伝えていきたい。それは日本の東アジアの平和と、より住みやすい日本になることにつながると信じて。

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