みなさん こんにちは
故・中村哲医師 の遺志を受け継ぎ、パキスタンとアフガニスタンで医療・灌漑活動を進めているペシャワール会の会報NO.155が先日届きました。1990年に中村医師がしたためエッセイが掲載されていました。
その中で戦争未亡人への援助をする欧米NGOが襲撃されたことについて、NGO側に悪意はなかったとしながらも、本当に現地住民の立場を理解していただろうかと問いかけます。イスラム社会において女性の問題は極めてデリケートとで(中略)、公衆の面前で男女が抱き合っても平気な西欧人たちが、「未亡人の世話」をするのは、イスラムの風習をかたくなに守り続けるアフガン人にどう映るだろうかと疑問を呈します。そしていかに不合理に見えてもそこにはそこの文化的アイデンティティがあるとし(中略)、性急に自分たちの価値を押し付けるのは間違と指摘していました。
そして、数十年かかろうと彼らが求める干渉なき平和、村おこし、国土再建を進めていくと。
今、タリバン政権下のアフガニスタンでは、女性差別政策が続けられています。私はそんな差別政策を続けるタリバンに嫌悪を抱き、速やかに「改善」するよう求める立場です。しかしながら、それぞれの民族にはそれぞれの文化や風習がある中、こちらの「正義」を押し付けることへの躊躇もあります。そんなことを中村医師はどう考えていたのか。このエッセイは私に示唆を与えてくれました。
以上は、中村医師のエッセーを私が取捨選択してまとめたもので、中村医師の本意から外れているかもしれません。詳細は冒頭写真と以下をご覧ください。
昨年10月に中村医師とも親交の深かったジャーナリストの西谷文和さんの講演があり、筋違いだけれど、このことについて尋ねたことがありました。その様子は以下をご覧ください。
これから先は宣伝です
造花のことなら、大阪で100年の歴史を誇る造花輸入問屋の(有)ニューホンコン造花へ。卸専門です。装飾造花、ギフト造花から菊、百合、樒(シキビ、しきみ)、榊(サカキ)など仏花、神様用造花まで扱っています。
(有)ニューホンコン造花
〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187
ホームページ http://nhkf.jp E-mail info@nhkf.jp