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観念的平和主義者と言われようと「半歩下がって」

2012年09月27日 14時46分18秒 | ドンキホーテ
 東日本のみなさん こんにちは

 今月初めの毎日21世紀フォーラムで著名な政治評論家が、「自民党総裁選は石石対決(つまりは石破さんと石原さんの争い)になる。安倍さんは出ても総理経験者として相応しくない議員票しか集められないので、どこかで降りる」というようなことをおっしゃっていました。それが開けてみると、自民党員票が石原さんと安倍さんの命運を分け、安倍さんが決選投票に。そして石破さんにも勝ち自民党総裁に。この著名な評論家さんもそこまでは読めなかったのでしょう。

 それにしてもこの党員票の出具合。尖閣列島や竹島、さらには北方四島で隣国との領土争いが過熱化している時期だけに、防衛に強い石破さん、タカ派と目される安倍さんへ票が集まったのでしょうか。そして、その自民が政権を奪取し安倍さんが総理になったなら、中国や韓国の強硬姿勢が日本の強硬姿勢を導く「やぶへびになった」とも言えるかもしれません。そしてそれがさらに中国、韓国の「やぶへび」を生んで・・・。そんなことは絶対に避けたい。

 2005年に日中の関係がおかしくなったころの当ブログの記事を再掲載します。観念的平和主義者と言われようと。

 北海道でアイヌの人たちと一緒にナショナルトラストを続けているNPO法人チコロナイの武田繁典副理事長が来阪し皆で集まった。山林買取の現状、森の手入れの状況、アイヌの方々の文化や伝統などについて楽しく話した。

 チコロナイとは直接関係がないが、同じく理事の松山五郎さんが興味あるお話をされた。気孔の師匠にあたる曽広鍔先生がお亡くなりになり、ご遺族のお手紙が中国から届いた。曽先生のお人柄を表すエピソードが書かれていた。

 「自分が絶対に正しいと思っていても、一歩下がって相手に譲れ。一歩退いてわだかまりを解け」

 曽先生が信条にされていた言葉で、私はお目にかかったこともないが、先生の人となりをよく知る皆は納得した。
 「一歩下がらずとも、半歩下がって」 こんな生き方ができないだろうか。

 本で読んだりほんの少しの当事者の方から聞いた話によると、戦後のわが国軍人捕虜に対する中国政府の対応は、ソビエトや他の諸国のそれとは違った。憎しみや恨みを越え人間的に扱った。曽先生のこの言葉が連なる。
 今、日中関係が政治的にギクシャクしている。半歩下がってわだかまりを無くせないだろうか。


参考
B、C級戦犯の人数とその処分

アメリカ、イギリス、オーストラリア、オランダ、中華民国(台湾)、フランス、フィリピン計
合計 5690人
内 死刑  971人
内 終身刑 479人
内 有期刑 2953人
内 無罪  1049人
内 その他 238人
(「潮」1976年8月号「いまだ語らず」岩川隆)

中華人民共和国(中国)
合計 1062人
内 死刑  なし
内 終身刑 なし
内 有期刑 45人
内 無罪  1017人 
(中国帰還者連絡会)
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