伝説の社員になれ

　拙著も取上げていただいたメルマガ「ビジネスブックマラソン」を主宰する土井英司さんの著書「伝説の社員になれ」を読みました。

　自らの体験をもとにした、成功するための生き方読本です。私の経験と重ね合わせ、「そうだそうだ」と思うことがたくさんありました。

　例えば、「２４時間働いた」。
　そこまでは恐れ入りますが、営業に出るために普通昼間にする出荷作業を夜中の２時、３時までこなして、それで浮いた時間に営業に出た。

　例えば、「やる気はあるけど、空回りしてると言われた」。
　はい、はい、私も言われました。なにくそと頑張りました。

　例えば、「時間と引き換えに初めて成功できる」
　ナポレン・ヒルをはじめ多くの自己啓発家が言っていますが、時間だけでなく、何かを犠牲にしないと成り立たないようです。
　この犠牲が実は落とし穴で、成功するために幸せを犠牲にした方もたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。

　私の場合、土井さんに比べ、それぞれがそこそこだったので、「伝説の社員」にはなれずそこそこになっているんでしょう。

　この本に、「セミナーを聴いたり、本を読んでも実行するのはおよそ２割、それを継続するのはさらにその２割、つまりは４～５％しか成功しない」と書いてあります。
　仰る通り、この本を読んだ方全てが成功する訳でもなく、この論でいくと成功するのはたった5％です。

　物事なんでも斜めに見てしまう癖のある私にすれば、その5％に入るような方はわざわざこの本を読まなくったって成功するように思えるのですが、どうでしょう。

　色々書いてきましたが、実はおすすめの本です。

　レストラン経営者のとってもいい話は、初心に戻る気持ちを起こさせます。
　「１億円あったらは人を映す鏡」の話は、当社の事業の優先順位の付け方をもう一度考え直すべきだと、ヒントを与えてくれました。
　失敗の後にやってくる成功の話は、日々の経営に勇気を与えてくれました。

　ちなみに、土井さんのメルマガ「ビジネスブックマラソン」で取上げられた直後、拙著はアマゾン（インターネット上の書店）の売り上げランキングで、総合５０位台にまで上がりました。現在は50,737位 です。
　もちろん、この「伝説の社員になれ」はアマゾン売り上げランキング総合一位を獲得したそうです。

これから先は宣伝です。
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