朝一番は、資本市場・企業統治改革WTを開催し、増資インサイダーに関して金融庁、証券等監視委員会からヒアリングを行いました。今回の増資インサイダー事件を受けて、金融商品取引法や会社法を見直して、資本市場の信頼性の回復に努めたいと思います。特に中央三井アセット信託のインサイダー事件の課徴金が5万円、また情報を提供した者には罰則なしという現在の金融商品取引法は、欧米に比べて余りにもインサイダー取引に甘く、増資インサイダーの温床になっていると思われます。また引受主幹事証券のチャイニーズウォール(情報障壁)がほとんど機能していなかったことは重大な問題であると言わざるを得ません。日本の証券引受のあり方も確り議論して行きたいと思います。この会議に対するマスコミ等の関心も高く、多くのマスコミ関係者も出席しました。TBSニュースや産経ニュースでも放送されました。Financial Timesにも関連する記事を発見しました。
写真は、夕方に開かれた民主党政策調査会合同会議で社会保障税一体改革の3党実務者協議の中間報告の様子です。今日の会議は、本日最終合意予定の協議の内容をこれまでの途中経過という形で社会保障部会と税部会に分けての説明がありました。私は、財務金融部門長という立場で、税調、厚労、総務、文科部門長と一緒にこの会を主催しました。一時間余の報告会でありましたが、今後の運営や会議の目的等に関して意見や質問があり、来週以降に3党合意案の党内了承と党内の結束が試されることになります。