前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

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公的年金の運用のあり方議論

2012年06月07日 | Weblog
 財務金融部門・年金積立金(GPIF)のあり方検証WT合同会議を開き、植田和男東京大学経済学部教授と山崎養世成長戦略総合研究所理事長からヒアリングを行いました。両氏は、長妻厚労大臣と原口総務大臣時代に行われたGPIFの運用に関する有識者会議のメンバーでもありました。
 GPIFの運用のメルクマールを賃金上昇率にするのか、それとも4.1%等と絶対的な目標とするのか、運用の専門性をどのようにして担保するのか、運用委員会・理事会等のガバナンスのあり方など、多くの点で議論がなされました。また年金の受託者責任を明確にするために、日本版エリサ法を制定すべきという議論もでました。
 このWTの事務局長を私が勤めていますが、これから数回ヒアリングを行い、かつ議員間で議論をして取りまとめを行いたく考えております。世界最大の運用機関であるGPIFの運用は、マンモスタンカーの運航と同様で急激な路線の変更は難しく、また国民、特に年金受給者に対する受託者責任の大きさを考えると、慎重な議論が必要であると痛感しております。