民主党のGPIFあり方検証WTにおいて、年金積立金運用及び同管理運用独立行政法人のあり方について、富田俊基中央大学法学部教授と日本労働組合総連合会より有識者ヒアリングを行いました。本日の議論は、公的年金の運用は年金受給者の老後の生活の支えになるものであるので安全確実な運用に徹するべきであるという議論が中心でした。米国の公的年金においては、株式等のリスク資産での運用が禁止されており、非市場性国債で全額運用されていることを参考にすべきという主張です。その方が運用コストやリスクを抑えることができるとのことでした。しかし現在のGPIFの運用ポートフォリオを短期間で変えることは、株式市場や為替市場への影響も多く現実的ではありません。あくまでも長期的な方向性に対する議論でした。
更には、年金運用の目標値をどのように定義して、適切な指標を定めて運用資産のポートフォリオを作るかに関しても議論しました。少なくとも現在の目標値が、賃金上昇率と4.1%という絶対金利の両方を使い分けていることに対する参加議員からの批判がでました。仮に厚生労働省の説明に理解を示すとしても、現在のGPIFのポートフォリオが賃金上昇率と国債金利を大きく上回る4.1%という指標に適合しているか全く説明がつかないと思います。
GPIFの運用のあり方の議論は、引き続きWTで議論をして行きたいと思います。
更には、年金運用の目標値をどのように定義して、適切な指標を定めて運用資産のポートフォリオを作るかに関しても議論しました。少なくとも現在の目標値が、賃金上昇率と4.1%という絶対金利の両方を使い分けていることに対する参加議員からの批判がでました。仮に厚生労働省の説明に理解を示すとしても、現在のGPIFのポートフォリオが賃金上昇率と国債金利を大きく上回る4.1%という指標に適合しているか全く説明がつかないと思います。
GPIFの運用のあり方の議論は、引き続きWTで議論をして行きたいと思います。