藤原正彦・お茶の水女子大教授の著書「国家の品格」が、ベストセラー書として脚光を浴びている。
一昨年、東京での某主催・記念講演で、藤原教授の講演を拝聴する機会があった。
手帖にメモを取りながらも、的を衝いた講演要旨と、ユーモアを折り込んだ教授の話術に聞き惚れてしまった。
いつか山形に教授をお招きする講演会を企画できないものか。是非、多くの方々にも聞いて貰いたいと考えていた。
今朝のフジテレビ系「報道2001」に藤原教授が出演、キレのある発言に、改めて手帖のメモを見開き、一昨年の講演を思い起こしてしまった。
皇室典範改正問題での教授の「憲法と世論で皇室伝統を論ずるには無理がある」との論にも、心を衝かれ圧倒されてしまった。
『皇族は憲法の外にいる人である。だからこそ皇族には、憲法で保障された選挙権も、居住や移動の自由や職業選択の自由もなく、納税の義務もない。男女同権の論理だけを摘要することは無茶である。伝統を考える際に、一時代の思潮である憲法や日々変わる世論を持ち出しては、ほとんどの伝統は存続できない。伝統は時代と理屈を超越する高貴なものだ。』バッサリと斬る論には、眼からウロコが落ちる思いだ。
選抜された国家エリートが存在してこそ、国家・国益が保たれ存続する。との指摘に、思い起こしたことがある。
一昨年の記念講演で、もう一方の講師が、JR東海の葛西敬之会長であった。
葛西氏のJR東海やトヨタを始めとする、中部経済界が出資設立した全寮制の海陽中等学校が、4月に開校、英イートン校を睨んだエリートの人材育成に取り組む。
藤原教授論の実践を見るようだ。
一昨年、東京での某主催・記念講演で、藤原教授の講演を拝聴する機会があった。
手帖にメモを取りながらも、的を衝いた講演要旨と、ユーモアを折り込んだ教授の話術に聞き惚れてしまった。
いつか山形に教授をお招きする講演会を企画できないものか。是非、多くの方々にも聞いて貰いたいと考えていた。
今朝のフジテレビ系「報道2001」に藤原教授が出演、キレのある発言に、改めて手帖のメモを見開き、一昨年の講演を思い起こしてしまった。
皇室典範改正問題での教授の「憲法と世論で皇室伝統を論ずるには無理がある」との論にも、心を衝かれ圧倒されてしまった。
『皇族は憲法の外にいる人である。だからこそ皇族には、憲法で保障された選挙権も、居住や移動の自由や職業選択の自由もなく、納税の義務もない。男女同権の論理だけを摘要することは無茶である。伝統を考える際に、一時代の思潮である憲法や日々変わる世論を持ち出しては、ほとんどの伝統は存続できない。伝統は時代と理屈を超越する高貴なものだ。』バッサリと斬る論には、眼からウロコが落ちる思いだ。
選抜された国家エリートが存在してこそ、国家・国益が保たれ存続する。との指摘に、思い起こしたことがある。
一昨年の記念講演で、もう一方の講師が、JR東海の葛西敬之会長であった。
葛西氏のJR東海やトヨタを始めとする、中部経済界が出資設立した全寮制の海陽中等学校が、4月に開校、英イートン校を睨んだエリートの人材育成に取り組む。
藤原教授論の実践を見るようだ。