山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

「議員活動しないでも、歳費は満額支給」国民を愚弄する、登院停止処分

2006-03-04 18:55:15 | Weblog
国民そっちのけの暴走自演劇に終った「永田幼児劇場」。
民主党を揺るがしてきた「メール問題」は3日、自民党が民主党と永田寿康の謝罪を受け入れ「決着した」と表明したことで、永田に対する懲罰動議に焦点が移る。
与党内に当初出ていた「除名」を求める声は下火になっており、次に重い処分の「登院停止30日間」とする方向が強まっている。
国会法により、懲罰は重い方から、(1)除名(2)登院停止(3)陳謝(4)戒告の4種類。
除名でなければ、最も厳しくても30日間の登院停止だ。
これは、院内活動が制限されるだけで、議員の身分・権限が期剥奪されるものでは無いので、「議員活動しないでも、歳費は満額支給」という、実に国民を愚弄する内容なのだ。
民主党が永田に対して6カ月の党員資格停止処分を下しているが、これも党内処分。国民に対する責任の取り方を、どのように考えているのか。
衆院懲罰委員会は7日に理事懇談会を開き、議論を始める。
国民が納得できる結果を提示出来なければ、政治不信は、与野党を問わず永田町全体に及んでいくだろう。
一部には「登院停止30日では甘い。
でも、除名は難しいから、自ら辞職するのが望ましい」という声が出始めている。
国会議員の正常な社会観がどこにあるのか国民は注視している。

 
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ポスト小泉は、『単純一路』より『独立自尊』の国家観に期待

2006-03-04 17:11:54 | Weblog
新年度政府予算案が衆議院を通過し、秋の総裁選へ向けて、ポスト小泉争いが活発化しそうだ。
自民党の非常時に起用された変則投手が、特異な変化球とスタンドの声援に乗る勢いで、「単純一路」とばかりに、突っ走ってきた。
内閣法改正による、首相権限の強化や小泉流の妥協しない人事も、パフォーマンス政治として国民受けし、政権維持につながってきた。
単純な明瞭さは、判り易いが、政策判断は機微にフレキシブルに対応することも必要で、ただ「単純一路」一直線だけでは暴走運転にも繋がる。
秋篠宮妃の懐妊発表は、危険な暴走(?)への安全ブレーキ作動のようだった。
チキンレースは、民主党の未熟な自爆放棄に終った。
行政改革は前進したが、先送りされてきた、戦後占領期を引きずる懸案解決には、自らの歴史観・国家観を背景に、確固たる信念と論理的に答弁できる器量が求められる。
残念ながら、小泉首相に、その点の持ち合わせは乏しかった。
ポスト小泉には、独立自尊、戦後60年の総決算のリーダーを期待したい。
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