モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

ブレーキパネル塗装

2012年08月21日 | メンティナンス
この写真を見て何のパーツか(車種)わかれば、かなりの旧車通ですね~。



お客さんが持ち込んだのですが、塗装が縮れてしまってるので塗りなおして欲しいとの事です。

このお客さんはフルレストアの車両を購入、購入後すぐにブレーキパネルの塗装が縮れてしまい、一度クレームでやり直してもらったそうです。

もう一度は無理なのかな?当方に依頼してきた次第です。

縮れはこんな感じ



この初期モデルはブレーキパーツがマグネシュウムの為、酸化を防ぐ塗装は必須です。

取り合えず塗装を剥離して下地の状態を確認します。



よく見えないかもしれませんが、マグネシュウム自体は結構劣化してそうですね。
シルバーの下地も通常のプラサフでは無く、厚塗りの出きる下地、私は「吹くパテ」と呼んでいますがそのタイプで吹いてありました。



ブラストを当ててみます。細かな凹が目立ちます。





私は通常のサフェーサーを少し薄めに吹いて凹の中まで付着するように吹きます。

パネルをツルツルに仕上げるなら凹をどうするかですが。。。
どうしても酷い凹はパテで埋めたほうが良いですね。

仕上げの希望はオーナーの意見を聞いてからですか。

今回塗装が縮れた原因は厚塗りサフとパネル下地の間に空気が残っていたと考えます。

塗装したばかりは良いけど、時間が経つと空気が塗膜を押し上げて縮みを起こしたのでしょう。


コメント (5)
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