モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

何故か焼き付き

2012年08月05日 | モーターサイクルの話
少し前に行った作業の話です。

カワサキのDトラ125

某エンジンキットの組み込みを頼まれました。

説明書に目を通しますが、組み付けはそれ程難しい物ではありません。

インジェクションコントローラーも取り付けます。

コイツは純正ECUから出力された信号をコントローラーに内蔵された燃料補正マップが燃料噴射量を増減補正しているらしい。

そんな訳で組み付け開始。

ピストンは二本リングタイプ スカートの短い物です。



燃焼室はノーマルですが、キットのハイカムシャフトに交換します。



またキットにはクランク角センサーを移動するため、加工済みのゼネレーターカバーも入っています。

物理的に点火時期を早めてるのでしょう。



フライホイールには18個の突起があり、クランク1回転で18個の信号をECUに送っています。

全てのセンサーからの信号を元にECUが最良の点火時期、吐出量を決める訳ですから、FIは頭が良いですね。

組み付けは無事完了 試乗もOK。

で  数日。

オーナーが慣らし運転中にエンジンが止まってしまい、JAFに積載されて工房に戻ってきました。

調べると。。。。。コンプレッションが落ちてる。

ピストン焼き付いてます。




ここから泥沼地獄がはじまりました。。。。。





コメント (4)
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