モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

DUCATIマッハ1 エンジンリペア5

2019年09月30日 | メンティナンス

組み込みを進めていくうちには不具合も出てくる。

ロッカーカバー取り付け6ミリねじ穴が、IN側EX側とも一か所ずつ舐めっていたのでヘリサート修理。

 

 

 

 

 

 

クラッチのレリーズレバーの摩耗がなかなかのものだ。

レバー穴は楕円に、取り付けピンも段付き摩耗してる。

 

 

 

肉盛りして修正しておく。

新品にしたければ後からでも交換すれば良いだろう。

 

 

取り付けてこんな感じ。

プッシュロッドのオイルシールも作り変えた。

 

 

 

そして前にも書いたがタコメーター取り出し口、カム側の差し込み部が折れていた。

ここも直そうと思う。

 

 

 

まず溝を切る。

 

 

 

ロウ付け後成型。

 

 

 

ついでにオイルリーク対策で、Oリングを入れる溝も加工しておく。

 

 

 

 

続く

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DUCATIマッハ1 エンジンリペア4

2019年09月25日 | メンティナンス

しばらく作業が出来なかったマッハ1エンジン。

シリンダー下のシムベースが入荷したので早々に組み込む。

 

シムベースは矢印のもの

 

 

通常のOHCエンジンだとカムスプロケット位置がずれてしまうが、ドカティシングルはベベルシャフトが上下にスライドできるので、改造は要らない。

 

それでもインレットのバルブに当るので、リューターやヤスリで少しづつ削る事にした。

何度か(今回は4回)ピストンに粘土を付け当ってる箇所を確認、修正を繰り返していく。

 

 

 

バルブが当らなくなれば、あとは削った箇所の仕上げ。

出来るだけ傷を消していく。

 

 

 

ここまで出来ればエンジンは完成に近いだろう。

 

 #追記

オーナー様に持ち込んで頂いたガスケットキット。

その中のクラッチカースパッキン。

これがいつもピッタリ付かない。

どうにかすれば付くって感じではないんだよなぁ。

何回か同じ事をやってると思う。

切り出す型が狂ってるのか?

 

 

 

考えていても仕方ないので、パッキン紙から新たに切り出す。

 

 

続く

 

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KDX125  エンジンリペア2

2019年09月15日 | メンティナンス

左右のクランクケースを合体させた後、ガンメタでペイントを施した。

 

 

 

シリンダーのここは工房に来た時から折れていて、カバーも付いていなかった。

 

 

 

センターに下穴をあけ、折れボルト抜きで抜き取る。

 

 

 

上手く抜けた。

 

 

 

シリンダー、ヘッドもガンメタペイントを施す。

 

 

 

ピストンは新品を使う。

 

 

ほぼカタチになったので後は載せ替えかな。

 

工房内が空いたら作業に入る予定。

 

 

 

#追記

 

さあ いざ合体と思ったら、思い出した。

リヤ側のマウント穴にカラーを製作して入れたんだっけ。

しかも接着しちゃったから、壊れたエンジンのカラーが抜けず使えない。

仕方なくもう一度新たに削りだした。

 

 

 

無事に合体。

 

あとは細かな箇所を煮詰めて完成かな。

 

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KDX125 エンジンリペア

2019年09月13日 | メンティナンス

クランクのベアリングを抜き取っていく。

 

 

 

 

クランクは錆を取った後、旋盤にセットし大端部の具合を確かめる。

 

 

 

コンロッドはゴムで引っ張りテンションかけてしばらく回してみる。

 

 

 

その後大端の具合を確認するが、縦ガタも無く回りも滑らか。

使えてよかった~~。

 

使える事がわかり、リペアに必要なパーツを発注。

 

 

 

クランクを専用工具で引き込む。

 

 

 

ミッションを組み込み。

 

 

 

左右のケースを合体する準備。

 

 

 

つづく

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DUCATIマッハ1 エンジンリペア3

2019年09月07日 | メンティナンス

シリンダーヘッドは内燃機屋さんに依頼して、バルブサイズ変更、バルブガイド製作などを行ってる。

 

ブラスト洗浄後バルブを組み込んでいく。

 

ステムシールも忘れずに。

 

 

 

このバルブスプリングが組み付け難くて。。。。

 

バルブステムのエンドにシムキャップが入る。

 

 

 

 

 

シムキャップは気長に研いで寸法を合わせていくのだけど、なかなか捗らず指が痛くなってくる^^;

 

 

 

 

全体を仮組みしてクランクを回してみるが、インレットバルブがピストンに当るようだ。

 

スペーサーで対応するか、バルブの逃げを加工するかだねぇ。

 

 

まぁ 焦らずにスペーサーの来るのを待ちましょう。

 

 

 

 

 

 

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KDX125エンジン チェック

2019年09月05日 | メンティナンス

オーナーさんがヤフオクで落札したエンジンが、工房に送られてきたのでチェックする。

段ボール箱の梱包(笑)を開けてエンジンを取り出す。

今度はどうかな~と、キックを手で下げる。

動かない。。

プラグを抜いて~キック! 

動かない。。

あぁ。。。また同じ症状か。。。

確かクランキングOKって書いてあったと思うんだけど。。

購入後エンジンがダメでも返品は受け付けません。そういう気持ちで落札下さい。って。。

いい商売だよなぁ。。

 

半分あきらめヘッドを外す。

 

あれぇ?ピストンヘッドキレイだ。

 

シリンダーを外す。

 

ピストンスカートもシリンダーもキレイで使用できる。

 

こうなるとクランキングできない原因は。

 

ほらほら~リードバルブ奥に水が入ってるね~。

 

 

 

 

コレ(水)がクランク室に入っちゃったんだね。

 

保管が悪く水が入っちゃったんだろう。

もう少し熟成させたらクランクはゴミになってたなぁ。。

 

こんな感じの錆が出てる。

 

 

 

クランクシャフトベアリングも錆びて回らない。

 

 

 

 

コンロッドの大端も最初渋かったが、潤滑剤とオイルでスムースに回るようになってきた。

 

クランクウエブの錆は簡単に取れそうだから、何とかいけるんじゃないかな。

 

 

 

 

いやぁ それにしてもパーツが出ないからオークションなどに頼らないとならない。

出品者は業者が多く〇〇みたいなと所ばかり。

今回は無駄になるのは避けられたけど、エンジンフルOHだし~^^;

 

 

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DUCATIマッハ1 エンジンリペア2

2019年09月03日 | メンティナンス

オーナー様が購入したチタンの6ミリボルト、折角付けたくて購入したものだから何とか使用できるように考えてみる。

現状では掛かりが、二山位しかなく締められない状態。

そこでノックピンの内側にヘリサートを挿入。

 

 

 

 

コレをケースに取り付ける。

ノックピンは圧入に近いので、簡単には回らない。

 

 

 

 

チタンの6ミリボルトネジの部分を長めにダイスで加工、チタンはダイスかけにくいんだよね。。

 

 

 

これで一応完成。

ただポイントカバーとクランクケースの締め込みは、ネジ山少ししか掛かっていない。

万一オイルが滲むようなら、第二弾の考えがあるのでこのまま様子を見る。

まぁ大丈夫とは思うけど。

 

 

 

つづく

 

 

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