モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

YD1タンクの塗装

2022年02月28日 | メンティナンス

YD1タンク塗装の準備に入る。

このタンクは文福茶釜と呼ばれ、とても愛嬌のある形をしている。

 

いつの日も遠くヤマハ発動機 開拓時代のうらばなし

ヤマハ発動機の技術ストーリーをご紹介します。

ヤマハ発動機株式会社 ヤマハ発動機の技と術

 

 

写真はニーグリップラバーを外した後だが、外すのにはかなり悩んだ^^;

ゴムが硬化しているので外したらボロボロになってしまうかもと思い、温めながら何とか外した。

前?(どなたかが行った塗装)の時はラバーをマスキングして塗ったようで、ラバーの淵に塗料が付いている。

マスキングして塗ろうとも考えたが、ラバーとの先目にえくぼ凹みがあり、そこを直したい依頼もあったので

思い切って外すことにした。

 

 

 

外したラバー

 

 

 

画像だとわからないかもしれないが、ラバーに隠れていた部分と見える部分の色目が違う。

 

 

 

 

そしてこのYAMAHA文字。

オーナーさんには、文字入れ職人さんに筆で入れてもらったと聞いた。

昔はトラックに店名入れたり、看板に文字入れたりしてた職人さんが居たんだけど

今はカッティングシートで貼るだけが大半になってしまったかなぁ。

この文字は文字である意味良いのだが、オーナーさんはココも気になるらしくデカールでピシッとさせたいとの依頼だ。

 

 

 

でもこの旧YAMAHA文字 Mの形状が上つぼみなんだよね。

今市販されてるデカールは普通のMになっているから、これもワンオフで作るしかないだろう。

 

 

続く

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YD1エンジン始動

2022年02月22日 | メンティナンス

このYD1も数十年前にエンジン修理を行ったものだ。

クランクを分離する工具を作ったり、そこそこ苦労した記憶がある。

今回長期放置につき、再度エンジンがかかるようにと依頼された。

バッテリー交換 キャブレターOHと行いエンジンは始動した。

追加作業はまだわからないのだが、とりあえず一安心か。

 

良い音で回ってる^^

このマフラーは地元で板金仕事をされてた職人さんが製作したものだ。

見事な作りで圧倒されてしまう。

車のフェンダーなども鉄板から叩き出したり、ライトリムなども簡易プレスで作ってしまう。

また設計図から蒸気機関車(スケールダウンモデル)を製作し、車輪の一つから旋盤で削りだすという気の遠くなる事もやられていた。

実際に子供を乗せて走る事のできる蒸気機関車だった。

残念ながら高齢の為お亡くりになられたが、あの技術が無くなったのは残念で仕方ない。

 

 

YD1エンジン始動

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細々した仕事

2022年02月16日 | メンティナンス

スミス クロノメトリックメーターの補修塗装を頼まれた。

巷では恐ろしく高価なメータなんで気を付けて作業しないと^^;

急がないのでいつでも良いよ~と言われたのだが、ヘルメットをペイントする時並行して作業した。

 

いきなりだがケースとユニットを分解する。

マスキングでも出来るけど、この方がキレイに仕上がるから。

 

 

 

 

クロノメトリックと言われる所以はこのユニット。

ギアやらゼンマイがメカニカルに組まれている。

このユニットは触りません(笑

 

 

 

何故かケースがクロームメッキ仕様になっていた。

恐らくは海外でメッキされたのではないかな~?

メッキボディってあったのか?見た事が無い。

細かなビーズでブラストして、細目のネジ部分はマスキングしておく。

 

 

 

 

そして下地を整えてからブラックでペイント。

マスキングを剥がした部分は当然ペイントが乗っていない。

 

 

 

 

この細目ネジ部分は筆で薄くブラックを塗っていく。

厚く塗ってしまうとメーター枠がねじ込めなくなるからだ。

 

 

 

 

組み込んで完了だが、もう少し乾燥させてコンパウンドで仕上る予定。

 

 

 

 

 

もう一つはレース用NSR250のスイングアーム持ち込み

なにやらチャンバーが当たる部分の、逃げを加工してほしいとの事。

オーナーさんが付けた印どうりにカットしていく。

 

 

 

 

型紙からアルミ板を切り出す。

 

 

 

こんな感じに蓋をしていけばいいかな。

 

 

アルマイトを削りって溶接していくが、固定が上手くいかないので大変だった。

最終的にはビートも溶かし込んだので、キレイではないが充分だろう。

後はオーナーが磨くだけ^^

 

 

細々仕事も片付いたかな。。

 

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ヘルメットのペイント

2022年02月14日 | メンティナンス

お客さんからヘルメットのペイントを頼まれた。

ワタシはヘルメットを塗るのが嫌いで、気乗りはしなかったのだけど

良くしてくれるお客さんなので今回は受ける事にした。

一見さんならお断り、ヘルメットを上手に塗るショップに行くように勧める。

何故嫌いか?

マスキングが面倒くさい(何回かやり替える)、センターやら何やら基準を付けるのが大変、老眼等〃で

今までも自分メットの単色は塗るけど、お客さんのは塗ったことないかなぁ。

 

持込まれたヘルメットはこれ

コレを もう一つ持ち込まれたヘルのカラーにしてほしいと言う。

そちらがコレ

 

 

ベースが白だから、白ライン部分はマスキングで良いだろうと思ったがZEALOTのロゴが

通常のステッカーでなく、インレタの上からクリアーかけてある感じだ。

下地を出したくなかったが。。。甘かった。。。。

#1000で少しずつ研ぎ落したのに。。。。

下地が出ました~~~~(´;ω;`)

 

 

もう気力が無くなってきたが、仕方なく白をペイントする。。。。

 

 

乾燥~マスキング~レッドペイント~乾燥~マスキング~グリーンペイント~乾燥

マスキング~ゴールドペイント~乾燥~ライン入れ(細いゴールドはラインテープにした)

AGVデカール入れ~乾燥

そんな感じで作業していく。

前面のデカールは他の物を後から貼る。

 

 

 

 

 

今回はレッド グリーン ゴールドはラッカー系缶スプレーを使った。

冬場なんでお湯でしっかり温めてから吹かないと、とても塗れたもんじゃない^^;

クリアーのみ二液ウレタンで吹く。

細かく見れば粗だらけだが、勘弁してもらおう。

もう二度とやりたくありません~~~(笑

 

 

#追記

これで完成といたします*・゜゚(^O^)↝

 

 

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オイル漏れ修理依頼2

2022年02月01日 | メンティナンス

さて、余分なブツを外し、オイルシールを交換していく。

シール類は硬化し始めていた。

 

 

 

クラッチプッシュのシールは、こんな液ガスを塗りたくってある。

 

 

 

ポイント側カムシャフトシールは結構漏れている。

画像でもわかるけど+サラビスが一本付いていない。

しかも折れたビスを抜こうとしたのだろう、ドリルをかけてあるがセンターが出て無い。

途中であきらめたんだろうなぁ。

ここを直すには少々難儀だ。

幸いな事に裏側からのオイル漏れは無さそうなので、このままにしておく。

 

 

 

あとはポイント周りの、なめたビスを交換してエンジン始動。

(画像は撮り忘れ)

漏れが無ければこのまま完成になる。

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