モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

シングル ドカッティ 4

2014年10月29日 | メンティナンス
ピストン&燃焼室の加工を終えてエンジンを始動したのだが、どうも気になる打音がする。

回転をあげるとそれ程でもないのだが、アイドリング付近では耳障りだ。

どうもまだ微妙にピストンが当っている感じ、もう一度ヘッドを外す。
(ベベルはこんな時は簡単で助かる)

結果 微妙に当った跡が燃焼室に付いていた。
もう一度リューターで修正して完成。
(この辺は作業に集中したため画像は無し)

ついでにクランクを回した時、ベベルシャフトの重さが気になったのでシム合わせも行なう。
(手で持ってるベベルギアの奥にシムワッシャーを入れて調整する)



再始動後は気になる異音も無くなってバッチリOK。

フロントフォークOH時に6ミリスタッドが、一箇所無いのに気付いたので直しておく。



ヘリサートで簡単に。。と思っていたのだが、穴が下穴タップ径より大きく断念。

そこで8ミリから6ミリへとなる画像のボルトを製作した。



フェンダーを止めるだけなので充分だろう。




また気になったガソリンタンクのコック部分。

効いてるのか?謎のハンダ修理の跡が。。。



ハンダを取ってから、レクターシール(エポキシパテ)で埋めておく。



一応両方



本格的な修理をするほどではないので、これで良いだろう。








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シングル ドカッティ 3

2014年10月22日 | メンティナンス
シングルドカッティ シリンダーヘッドの組み付け。

内燃機屋さんに出す前に用心のため、オーバーサイズ(嵌め合い外径)に余裕のあるSR加工ガイドも持って行ってもらった。

手で抜けたEXのガイドは、新品のガイドでも緩いかもしれないと見越しての事だ。

ブロンズ色がリプロ品 当然嵌め合い径はオーバーサイズ。

黒っぽい方がSR用を削ってサイズを合わせた物。



内燃機屋さんが作業した結果 リプロ品では嵌め合いが緩かったのでEXのみSR用を使用したとの事。

ヘッド周りを組み込んで行く。
カムベアリングは当然交換。



指に乗ってる物がタペットクリアランスを調整するキャップシム。

豊富な種類の持ち合わせは無いので、その都度研磨して合わせる場合が多い。



一度ヘッドを組み込んで軽くクランキングしたのだが、どうもピストンが燃焼室と当っている。

光明丹を塗って確認する。



当ってる箇所をリューターで削り取って行く。



何度か組んで削っての作業



最終的にスタッドボルトを規定トルクで締めて、干渉が無い事を確認する。


続く
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ちょっとした加工依頼

2014年10月09日 | メンティナンス
BMWR1100Sのシングルシートカバー(タンデムシートに被せるタイプ)

この固定ピンの出来が悪いため、外れやすく良く紛失したらしい。

シートは無いけどこんな感じ



シート側に埋まるシリンダーは



固定用のピンを刺すと



シリンダーの奥のスプリングと固定ピンの溝を引っ掛けて固定する仕組み



ただ 実際には固定できてるのか不明なくらい節度が無い。

当初は固定ピンを金属で製作しようかと思っていたが、実物を見て変更。

確実に固定できるボルト式で製作する事にした。

製作した部品は以下



白いPOM材には念のためヘリサートを入れておいた。

シートカウルに取り付けるとがっちり固定できる。



完成です。
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シングル ドカッティ 2

2014年10月02日 | メンティナンス
現在修理預かり中のシングルドカ、エンジン部品が全て揃い本日内燃機屋さんへ加工をお願いした。

その他にも小さな修理注文があるので、少しづつ手直しして行く。

ステーターコイル線コードを通す樹脂キャップなのだが、折れてしまっている。




ネジ部分がケースに残っているので、破片もきれいに取り出す。




小さい方のネジキャップは使えるが、大きな方は修正不可能。

POM材を使って製作する。

形状はノーマルより頑固にしておいた。





エンジンに取り付けて完成。





コメント (5)
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