モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

ノートンの整備

2015年04月30日 | メンティナンス
長く更新していなかった

DUCATIMach1は、部品待ちのためまだ完成していない。

GW明けには完成の報告が出来ると思う。


休みに入る前 少しでも完成を早めようと作業中のノートン。

大きくは6V~12Vへの変更。

最初は元のハーネスを改良修正して使用するつもりだったが、被覆の硬化具合や痛みを見て

新たに製作する事にした。





メインスイッチから交換して、ハーネスを引いていく。





休み明けにはなるべく早く、納車したいと考えている。


工房のGW休日は 5月2日~6日 よろしくお願いします。





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DUCATI250 Mach1 (記録用22)

2015年04月09日 | メンティナンス
クラッチ周りを組んで行く。

Lクランクギアは画像左が元の物、右が中古品。

歯厚の違いが一目瞭然。

穴が開いているのはクランクシャフト内を通ってきたオイルが、ここを潤滑するため。

オイル通路の詰まりや油圧不足で、正常な潤滑が出来ず磨耗してきたのだろう。






クラッチハウジングの歯(左が元の物)も、かなり減っている。





中古だが二点を変えたところ、ギアの遊び(バックラッシュ)がかなり改善した。




続く
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DUCATI250 Mach1 (記録用21)

2015年04月07日 | メンティナンス
クランクの修正修理は無事に完了。

次にキックギア周りの見直し。

前回飛び込み側のキックギアのブッシュを製作したのだが、実際にエンジンをかける時にギアがきちんと噛まず

空回りしたりキックアームがかなり下の状態で噛みあったりしていた。

今回ミッションまで分解したのでケース内のギアまで点検してみる。

ミッションシャフトは画像右側から、奥に行くに従って段減りしている。




前回製作したブッシュはシャフトの端径を計って製作したので、奥に行くほどガタが出る。

キックギアにガタが出て斜めに当たりやすい。

出来るだけシャフト端を研磨して、寸法的にきついブッシュを製作した。

ミッションシャフトに入るキックギア二点。





なるべくガタの出ないように、シャフトと擦り合わせる感じで作業して行く。





ここまできちんと噛みあえば問題は無いはず。





飛び込み側のキックギアを押す板バネは、押す力に不安があったためコイルスプリング式に変更。

ホルダーを製作 ケースに一箇所穴を開けさせてもらった。





明るい材料


高出力タイプのゼネレーター 英国製だ。





続く
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DUCATI250 Mach1 (記録用20)

2015年04月04日 | メンティナンス
しばらく放置していたドカティMach1はエンジン始動まで漕ぎ着けていたのだが、色々不具合が発生してエンジンフルOHをする事になった。

折角ここまで仕上げて不安の残るエンジンでは仕方ないし、何しろ乗ってて不安なのはいただけない。

クランクシャフトはクラッチ側までオイルが回っていなかった。

大端にはかろうじて回っていたようだが、無理をしていたらシリンダー&ピストンまで焼きついていただろう。

クランクメクラブタを外す。





びっしりと詰まってる。




ほじり出すと出て来る出てくる。
このカスが油道に詰まと、オイルは正常に供給されない。
まあ血管のコレステロールみたいなもの。




さらに悪い事にクランクエンドの磨耗傷。




オイルポンプから吸い上げたオイルは、クランクエンドが刺さってる部分からクランクシャフトに供給される。

砲金のブッシュとクランクエンドがガタガタなので、油圧が逃げてしまう。






クラッチ側のエンドはボールベアリング支持なのだが、ここも何故かガタガタ。






何かの理由で削ったような跡(旧記事画像)




ガタガタなクランクエンドを削り込む





SK材で作ったカラーを圧入(ピンボケすみません)





この部分を規定量まで切削して




ベアリングがピッタリハマるように仕上げる。
この部分には油道は通らない。





今度は逆の油圧側

磨耗してるブッシュを抜くのに手間取った。







同じようにクランクエンドを仕上げて、内径に合うブッシュを製作。

ケースと合わせてみる。 良い感じだ。
今度は油圧もバッチリかかって、オイル通りも良いだろう。





色々回り道をしてしまったが、やはり完全分解して一つ一つ直していくのが近道になる。


続く





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