パリラと言うと175GSとかのシングルが真っ先に思い浮かぶけど、この350ツインはほとんど知られてないだろう。
今はネットで情報が拾えるが、海外でも珍しい部類に入っているらしい。
そんなパリラ350ツインだが平成12年に工房で、平行輸入新規検査を所得した車両だ。
車検所得は苦労した記憶しかない。
年式を証明する書類が一切ないので登録日が初年度、フレーム番号も月番にされてしまった。
整備にあたってはパーツが無い事がネックになり、オリジナルには拘れなかったが何とかまともに走れるバイクになった。
オーナーさんがとても喜んでくれた顔を今でも思い出す。
そのオーナーさんは昨年お亡くなりになり、弟さんから工房へ修理依頼の話しが来た。
今回工房に戻ってくるまでは色々あったらしく、別市の旧車会会長さんだった方と車両交換をしていた。
まだ元気なころ「もう一度パリラを手元に置きたい」と旧車会会長に打診してあったが、車輛が戻る前に急にお亡くなりになってしまった。
旧車会会長と弟さんが故人の意思を継いで、今回の入車となる。
さてパリラ350だがシングル系とは違い、ぽってりしたシルエット。
フォークカバーとかハンドル、ライト周り等などはドカティシングルにも共通したパーツ。
フューエルタンクは工房でペイントしたもの、純正カラーではない。
タンクを外して上から覗くと、OHVツインの平らなヘッド回りが。
マニホールドも制作したもの、キャブレターも新しいものに交換した。
6Vダイナモ電装だったがコイル関係の破損が酷く使用に耐えなかった。
そこでホンダ原付スクーター(タクト)の電装一式を移植した^^;
文字にすればそれだけだが、取り付けの苦労は人知れず。。
おかげでCDI点火、灯火類バッチリ^^
タンクの中が地獄の状態かと覚悟していたが、殆んど匂わない。
これは助かったな~
なぜかフレームの塗装がダメ。
こんなひどい状態じゃなかったが、保管が悪かったか?
弟さんが遺品だから綺麗にしてあげたい、自身でも乗りたい。
そう仰っていたのでまずはフレームの塗装から始める。
全部レストアしなくても部分部分で行けるでしょう^^
なが~~く 続く?
知っているのはシングルだけです。
どのようになっていくのか楽しみです。
基本的にはキレイにする感じなので、見た感じはあまり変わらないと思います^^;
何か関連があるのでしょうか??
アメリカのグレイハウンド社と何か関りがあるのでしょうか??
パリラのグレイハウンド犬は、マニアの中では有名ですよね。
アメリカのグレイハウンド社もマークは似てますが、関係は無いと思います(^^)