モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

BMW R100RS サイドカー その二

2017年09月23日 | メンティナンス
R100RSサイドカーの続き

前回と作業が重複してるようだが、オイル漏れ他に依頼された修理がエンジン不調。

具体的には始動悪く、アイドリング効かず片肺気味になる。

オーナーは「チョークを引くと多少良い気がする。」と言っていたがどうなのか。

試しにIGコイルを別の物に替えて試すが変化なし。

エンジンのコンプレッションを測ると左が低い。

タペットクリアランスは異常無さそうだ。

オイル漏れ修理でシリンダー上OHになるので、エンジン不調も同時進行でいける。

調べると、左エキゾーストバルブのカーボン噛みで圧縮が抜けていたようだ。

R、Lシリンダーヘッドとバルブのカーボン取り、バルブは必要以上に研磨しない。





その後擦り合わせを行なってOK。




シリンダーにピストンを挿してから組み付ける。

画像左の黒いゴム2個、このゴムシールからオイルが漏れていた。





組み付けてガスケットも交換。





この機会にキャブレターもOHして清掃。

ダイアフラムほか異常なかった。





作業は順調 もうすぐ完成だろう。

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BMW R100RSサイドカー

2017年09月20日 | メンティナンス
何度か修理を受けてる100RSのサイドカー。

依頼を受けても狭い工房だと直ぐには受けられず、他の修理車が出た時の作業になる。

今回の依頼の一つオイル漏れ。

調べるとプッシュロッドパイプのゴムパッキンより漏れている。

ただサイドカーのため、左シリンダヘッドがカーボディ(矢印部)に当たってしまい抜けない。






カーを切り離すのは大ごと、これには困った~。

そこでカーボディを止めてるマウントボルトを外し、カーボディをずらしてみる。





ギリギリシリンダー上パーツが外せた。





もちろん右側は何の問題もなく。





サイドカーでなければ大変な作業ではないが、倍以上の時間が掛かってしまった。





カーボンは






カーボン取りはメインの作業じゃないが、奇麗にして組み付けないと^^


続く

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KB2仕上げ

2017年09月13日 | メンティナンス
フォークオイルシール交換から間が空いてしまったが、キャブレターの同調を行なう。

タンクを外すとヘッドカバーが現れる。

キャブレター後方のパワーフィルター部分が上手く収まらないが、これが純正?(ビモータの)なのか分りかねる。

(画像では外してあるが)





バキュームゲージをセットして、同調を取っていく。






エンジンをかけてわかったが、どうもバッテリーに充電していない。

レギュレターは異常が無さそうで、レギュレターからバッテリーに帰る線がおかしいようだ。

その他にもライトが異様に暗く、これでは車検は通らないだろう。

ハーネスの劣化やカプラ端子の腐食、スイッチ接点の抵抗などで電圧が落ちてるんだろう。

ライトの暗さはリレーを介して解消。

レギュレター配線も手を入れて充電不足解消。


これで依頼された(以外も)修理は完了。


試乗を。。。と思ったが車検が切れてるようで。。。。。^^;



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フォークオイルシール交換依頼3

2017年09月04日 | メンティナンス
オーナー様に了承を得てオイルシールホルダーを修正する事になった。

変形させないような力加減で、凸部分をなるべく叩き戻す。






次に旋盤にセットして凸部分を削り取る。

アルマイトまで削り取るといけないので、ツメが引っかからない程度で止めておく。





オイルシールはアリート製で対応品があったので使用する。





フォークオイルを注入する。

トップボルトを外す工具は簡易に作ったものだ。




各パーツを車体に組み付けて。





ストロークさせて漏れが無いか確認。

何とか良さそうだ。


続く
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フォークオイルシール交換依頼2

2017年09月02日 | メンティナンス
さっさと交換をして完了としたかったが、問題箇所が出た。

外したフォークオイルシールをよく見ると。

サイドに傷が入ってる。






シールホルダーの内側も良く見ると凸ってる。






凸ってる原因は工具をかける穴に、ピンスパナを使わずポンチなどで打撃を与えたためではないだろうか?

ホルダーの肉厚は薄いので裏側が変形してしまう。





もしかしたらフオークオイル漏れの原因は、シールリップからで無くはめ込みサイドからかもしれない。


どちらにせよホルダー内側の凸は修正したいのだが、削り取るとフック穴が貫通してしまいそうで怖い。


部品があれば良いのだけど、探してみましょうか~^^;

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