モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

DUCATI250 Mach1 (記録用10)

2015年01月31日 | メンティナンス
参考のためインナーパイプの径を測ってみた。

古いほうのパイプ径は31.25mm





新しいパイプが31.51mm





コレだけ差があるとは思わなかったが、地道にホーニングをして良い感じになった。

前に二個一で直したステアリングステムとインナーパイプ、トップブリッジを試し組みしてみる。





続く
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DUCATI250 Mach1 (記録用9)

2015年01月29日 | メンティナンス
DUCATI250マッハ1のフロントフォーク、インナーパイプの新品が入荷した。

お客様が海外より仕入れたパーツだ。

今回はマッハ1と前回修理したブルーのナロー250、2台のインナーパイプを交換する。

新しいパイプはハードクロームが施されている。
これなら錆にも強いだろう。





ノーマルフォークの下側に付くオリフィスユニットを外しておく。
このCクリップが外しにくい。





このオリフィスユニットでダンパーが効くようになっている。
スチールボールがワンウェイバルブの働きをし、フォークが沈む時は素早く 伸びる時はゆっくり戻る。





フォークボトムケース 内部のパーツを洗浄しておく。
画像はナロー250





新しいパイプにオリフィスユニットを組み込む。





ボトムケースに挿してみたが、気持ちクリアランスがきついようだ

ハードクロームの分厚いのかもしれない。

ノーマルでは問題なかったトップブリッジにも、フォークパイプがはまらない。





感覚的にはホーニングすれば良さそうな感じなので、後日ボトムケースと合わせて加工する。



マッハ1の古いフォークパイプは曲がっていたため、パイプ内部のインナーロッドが外せなかった。





パイプは交換なので、切断してインナーロッドを抜くようにする。





無事に外せた。





続く

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CB750腰下組み付け2

2015年01月22日 | モーターサイクルの話
CB750K1 チェンジ側ミッションシャフトのベアリングホルダー。

ベアリング奥に出っぱりがあるため、ベアリングプーラーが使えない。





どうせベアリングは交換するので、こんな物を溶接してスライドハンマーで引き抜く。





ホルダーを洗浄して新しいベアリングを組み付ければOK。




オイルポンプは完全に分解して洗浄。
ガスケットやOリングを交換する。





おまけ

BMW R100RSのウインカースイッチが破損。
このスイッチ部分だけでもなかなか高価。



オーナー自身がが直すつもりで分解してあったので、少し足りないパーツがあるかもしれない。

ウインカースイッチから伸びるレバーでスライドさせる、台座の出っぱりが折れている。



折れた部分をプラリペアで盛ったのだが、結果は駄目だった。
材質がプラスチックではないようで溶着しない。
ベークライトではなさそうだが、硬い材質だ。



もう少し悪あがきをして工房にあった、カワサキ製の接点部部分を流用してみる。
多少の加工は必要だが充分使用できるようになった。



しかし。。。修理の手間を考えると素直に新品を買ったほうが良かったか?(笑


おまけ

マッハ1のリム組

Hリムはタカサゴにオーダー。スポークはステンレス。












コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CB750腰下組み付け

2015年01月17日 | メンティナンス
CB750K1のエンジン 腰下の組付け依頼

まず気になったのが本来の組み付け状態だったけど、バラした状態で来たので仕方ない。

クランク大端とケースのメタル 中には滅茶苦茶な物があってケースとクランクが別物でメタルも適当って物も過去にあった。
まあ年代物だから、過去にどんな修理がされてきたのかは分りかねる。

ただ今回のエンジンは一度もメタルを変えたことが無いと言う。
と言うことは今回がはじめての腰下OH?

メタルのカラーは残っていないので、マニュアル指定のやり方でメタルサイズを拾う。

クランクケースの番号



これとクランクシャフトに削り込まれた文字の組み合わせでスタンダードサイズが決まる。

詳しくは割愛するが大端部はコンロッドのマークと、クランクシャフトに削られた文字の組み合わせ。

緑とか黄色とかの色マークでクリアランスが決まっている。



ミッション周りはベアリングの取替え。



ケースに組んでシフトのチェック




まだまだ続く。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DUCATI250 Mach1 (記録用8)

2015年01月07日 | メンティナンス
マッハ1の作業は、少しづつ進んでいる。

リヤハブを研磨している時に気が付いたのだが、このハブは一度アルミメッキをかけてある。



ブラストである程度飛ばしてからバフをあてたが、ハブの内側 特に溝の部分にメッキが残ってしまっている。

内側だけシルバーで塗ろうかと思ったが、前後のバランスを考えて中止。
現在地道に削り落としている^^;



オーナー様が仕入れたマッハ1用リヤブレーキアーム。



取り付けの為のステップ軸15Фに対して、何故か12Фの穴が開いてるので当然通らない。

考えていても仕方ないのでブレーキアーム穴を14,5ミリドリルで拡大して、リーマーで仕上げる。
(画像なし)

これでOK




メッキに出す部品は一つ一つ点検。
ブラストを当てたり、旋盤で修正したり、ヤスリで仕上げたりしておく。



これだけではないのだが、出す部品をそろえて写真を撮っておく。
メッキ屋さんの確認用でもあるし、万一の紛失時に役だつから。




フロントのアクスルシャフトは再メッキがかかっている。

ただ本来Tの字になる先端の片側が折れている。
そのままメッキに出したのだろうが、ここも直しておく。



メッキ自体は奇麗なので、折れた部分だけ抜く。



画像のような部品を製作。



この部品だけメッキして、抜けないように合体させる。



さて 本日メッキ屋さんに依頼してきたのだが、納期が1ヶ月半位かかるとの事。
今までは1週間そこそこで出来てたのだが、忙しいなら仕方ない。



おまけ

KTM390デュークのチェンジペダルを外したら、しっかりベアリングが使われてる。

なかなか丁寧 知らなかった^^;



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年もよろしくお願いします。

2015年01月04日 | 雑記
新年の休みも今日で終わり、明日から仕事はじめ。

正月は何かとダラダラ食べる機会が多く、体がなまってしまう。

そこで先日は箱根方面に山歩きに出かけたのだが、峠に続く道路が凍結のためノーマルタイヤでは登れず断念。
速攻で引き返しホームの山へ向かう。
つくづく東海地方でもここは温暖な所だと感じる。

いつもの登山道を歩く足元に沢山の霜柱が出来ている。



所々で「霜の花」が咲いている。
気にしていないとテイッシュを丸めて捨ててあるようだ(笑

なかでもコレがバラの花びらのようでキレイだった。



カメラがスマホなので今ひとつの画像だけど、花びらが一枚一枚形成されている。


今年も仕事に趣味に、楽しんで頑張りたいと思う。

よろしくお願いします。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする