森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

サイエンス・カフェ 5 きのこの話

2014年09月21日 | 自然
サイエンス・カフェ  5回目は 「きのこの話」 大分きのこ会の砂田さんに来ていただきました。

まずは 会場に用意してくださったキノコたち もうわくわくです。 この中に松茸が1本あるのだよ。

キノコって何だろう キノコの分類について キノコの名前について えっ!? という様な話が次々と。
ワタクシのような キノコ初心者は混乱するばかりであります。

さてこの用意した お店の「マイタケ」 大分でとれるでしょうか?

キノコ好きやら 食いしん坊やらが わいわい言いながら手を挙げます。


お山で採ってきた キノコについても  一番左のオレンジ色のは 開いたタマゴタケですよ。

それから「毒キノコ」について  持参された「毒キノコ」の図鑑には 私たちが食べたことのある「キノコ」が
毒キノコとして 掲載されています。  え~~~?
  なぜか。  それから毒キノコ体験談 面白いというか 怖い話です。
  なかには さわるだけでも危険なキノコ「カエンタケ」もあるそうで 見てみたいもんです。
  毒キノコでなくても 古くなったのやら 体調が悪かったり いろんな理由で あたることがあるそうですよ。
  気をつけましょうね。(なにより自分に言ってきかせております)

マニアが進むと

粘菌まで進むそうです。  そうです、あの熊楠さんの愛した粘菌です。  砂田さん だいぶ進んでおられるようです。
キノコが動くって(ちょっと違うけど) 楽しいですよね。 

あっという間に時間がたって カフェは お茶を出すのが遅れてしまいました。 興味深いお話 ありがとうございました。

動物園の文化史 ー溝井裕一著ー

2014年09月18日 | 書籍紹介
子ども時から今でも大好きな動物園。え~自然観察指導員とかになると 動物園の意義とか考えないわけにはいかないわけよ。
てなことで まあ 何となく読み始めたのですが 面白かったです。

動物園以前の「動物コレクション」珍しい動物を捕まえてきて ほかの人に見せびらかす ことから始まる

これは ヨーロッパでは中世から盛んになる。日本では考えられない時代です。
作者は ヨーロッパの宗教の歴史や キリスト教の考え方 ダーウィンの進化論などから
動物園の成り立ちや 歴史を  ひもといていく。
ここら辺が 読んでて面白かったです。

そして、「自然保護」とは何かというとらえ方が 日本人の山川草木悉皆成仏と まあゼンゼン違います。
貴族が毎年美味しいジビエを食べるために 絶滅しない様にどのくらいまでなら 捕まえても良いかというところから
生まれた「自然保護」なので キリスト教も後押しして 神の姿に似た人間が選ばれた生き物で あとは皆下位という考え方と

生き物は皆等しく平等である だから檻に入れて見物するという発想は あまりなかった日本人。相容れないような気もします。

動物園の話が 「自然保護」とは何かというところまで 話が広がって やっぱそうなるよなあ。


それでも現代は 世界中の皆で協力して「自然保護」やらないと アウトの時代です。
・・クジラやウナギやクロマグロを食べまくる日本人 風当たり強いですねえ。

今や 動物園は 絶滅しかかった動物の繁殖をウリに「ノアの箱船プロジェクト」しています。
ノアの箱船が迷走して 沈みませんように。

下判田里山観察会 9月

2014年09月15日 | 自然観察会
9月の下判田里山観察会は というと のっけから大物(?)登場で大騒ぎ
捕まえたWさんが 大喜び

なんと タマムシ 下判田では 初めてかも 
大人たちは 久しぶりの対面に大喜び 子どもたちも!

子どもたちは みんな つかみたがって 大変  わあわあしてます

ひっくり返すと おっ お腹もピカピカではありませんか。  なんとか かんとか やっと逃がしまして

次の獲物は  カエルだっ!  ぐぅえ~~

ぎゅ~っとせんで というのに 逃げようとするんだもん  でも最後は逃がそうね  ここでも同じ会話

忘れとった  日本自然保護協会の今年の「自然しらべ」は 「赤とんぼ」だったのだ。
で、ミヤマトンボはいつもいるので 確認。
おっ 赤とんぼ ゲット  早速 赤とんぼシートで確認

羽の模様や 胴体の柄で確認します。
今回の赤とんぼは アカトンボ(アカネ)属のみを調べるので 胴体が赤くても(ショウジョウトンボ)は属が違うので
対象外なのだ。  めんどくせ
で、まあ 照らし合わせて 2匹目の赤とんぼは リスアカネに決定。  オニヤンマやらシオカラ ハグロとまだいろいろ
いたんだけど 今回は パス

それから 前回空振りだった ミズオオバコに会いに行きました。

今年も 可愛いよ。
そろそろ咲き始めた 彼岸花。  そろそろ喚きだしたモズの 高鳴きを聞きながら帰りました。
来週は もうお彼岸です。

陣屋の村 ちょっと大変かも

2014年09月13日 | 自然観察会
陣屋の村の観察会です。

センニンソウが さいています。 おしべがきれいです。

子連れのサワガニかあさん 忙しそうで 挨拶もそこそこ

ミゾソバを押さえて 増えてきたような アキノウナギツカミ たぶんアキの方だと思う
長雨やら 台風やら 雪害の後やら なんだか陣屋の村が 荒れてきたように感じます。
いたるところに イノシシが掘り返したあとがあり ガサガサしたような感じなのです。

イボタガさんも目を回しているし  んなことはないか

真っ赤なキノコ  チャワンタケの仲間だし 赤いから「ベニチャワンタケ」とM氏が勝手に命名したのですが
帰って図鑑をみると 名前がビンゴ!でした。

ギンリョウソウモドキが団体さんで埋まっております。百羅漢のようだと S氏。 それはちょっと怖いかも


ヤマガラさんが エゴの実をせっせとつついて食べています。 足に挟んでいた実を落としたとこ。
まわりには こんなにたくさんの実がついているので 1つぐらい落としても 余裕なのでしょう。

で、今日 これは大変かも と思ったこと

オオイタサンショウウオの保護池に生えている イノコズチ
先っちょが 切られたようになっています。 イノコズチ以外の植物も。
シカです。 シカがいるという話は聞いていたのですが このように食べたあとがあちこちに見つかるようになるのは
今までなかったことです。陣屋の村の生態系に大きく影響が出なければよいのですが。

シカについて考えるといつも頭が詰まってしまいます。 
先日の鳥獣部会の会議でシカの適正数などしれっと数字が出ていたのですが(適正な数になるまで駆除するということです)
そうか? そうなのか? それでいいのか? と 誰がゆうとんのか と ここらへんから 詰まっているんだなあ。

県民の森の観察会 

2014年09月07日 | 自然観察会
雨が上がりかけの 県民の森での観察会

管理事務所の裏には オミナエシ 秋ですねえ
サンショウクイの ヒーリヒリッという声を聞きながら森に入っていくと
この時節 雨続きで キノコさんたち 勢揃い

グミみたいなのや  (名前不明)

珊瑚のような ホウキタケの仲間のキノコ

ダイちゃんが見つけた

ギンリョウソウモドキ 森の中は 湿っぽいのです

ちいさな 傘も差してあります。
あっちにひっかかり こっちを見たりで 時間のかかる大人たちを見限って
小さい人 3人組は さあーっと走っていきました。


     あー 待ってよ。