森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

名残の調査

2020年03月27日 | 自然

もう新しい産卵が無いだろうという事で 上野の森もオオイタサンショウウオの調査をしました。

2カ所調べたのですが 一カ所目は状態が悪く 産卵はあったものの 卵が孵るには至っていませんでした

水も濁っていて 悪臭がします。 成体も一匹いたのですが 生きてはいませんでした

18対の卵塊  残念です

数年前は たくさんのサンショウウオがきて たくさん卵が孵っていたのに

もう一つの場所では 無事卵がかえり

幼生が泳いでいます

卵も もうすぐ幼生が出てきそうです こちらは24対

ここには成体 (親のオオイタサンショウウオ)がいました

が よく見ると 片方の目が青く濁っていて どうも病気かなんかで弱っているので

森に帰れなかったようです

この場所は 数年前に回りの環境が激変しています。この場所の所有者(大分市)とも

事前に話合ったのですが 以前のままという訳にはいかなくなりました。

卵が孵らなくなった場所はしばらくは以前ここで生まれた連中が産卵にくるでしょうが

跡継ぎができないので そのうちいなくなってしまうのではと思われます。

その前に なんとかしなくてはいけません。  ほんと仕事多いなあ~

 


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