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森歩き 事務局日誌

森に山に、森林ボランティア活動に、面白い物があれば何でも見に行きます。

ぐるっと カエル巡り  モニ1000調査

2016年01月23日 | モニ1000
いいお天気だったので モニ1000調査に出発
まずは陣屋の村

なんと今年も 道の轍にヤマアカガエル 産卵。ざっと数えても 20以上あります。
去年も産卵があり 上手く育ったのです。 運良く雨が降り 運良く、、なのにっ
もうここを産卵場所としてしまったのでしょうか?  やれやれ

ぶつぶつ言いながら歩いていると 鳥の羽を見つけました

長々し ヤマドリの尾 です。本当に長くて50cm以上あります。これはいい物みっけた。
で、県民の森をみて下判田に。

調査地A-1地点に沢山の産卵がありました。 前回の分を(5個)を差し引いても 14個  やった 新記録だ
産卵用の池を掘って下さった 皆様のおかげです! ありがとうございます。
去年も前年より増えて 今年は一気にもっと数が増えました。  ヤマアカガエルが増えているのかしら? 
そうだとしたら なんとうれしいことでしょう。
B地点にはオオイタサンショウウオ  C地点は何も無し
しょうがないので ハリガネムシを捕まえて

この先っちょが白いところが どうもお尻みたいで 水中で流されないように捕まっているようです。 小さいのでよく分からない。

ほんで 反対側の先っちょは 少しいろが黒くなって こちらをあげてくるので頭のようです。
でも 目とか口とかどこにあるのか 分からない。 キモイのでしっかり触りたくない。ので よく分からないままでした。
ハリガネムシをいたぶっていたら 急に空が曇って風も出てきたのでそそくさと帰りました。 少し反省。ごめんなさい。

モニ1000調査開始

2016年01月07日 | モニ1000
え~ 風邪を10年ぶりぐらいに引いて やっとこ復活
モニ1000の調査も年末にしたのを 報告  12月26日の分です。

まずは 陣屋の村  ヤマアカガエルの産卵は多数ありましたが オオイタサンショウウオは無し  12月12日ごろから産んでいたそうです。
今年は えらい早いなあ

県民の森 は オオイタサンショウウオのみ産卵 5対ほど産み始めたばかりのようです。
おかーさんを待ってうろうろしている おとーさん  はよこんかいな

これは霊山の池。 この様子だと2週間前ぐらいには産卵があったのか?
なんせ 数えたら32対はありました。 ただしここもヤマアカガエルの産卵は無し。
池では山側の方にヤマアカガエルが産卵するのですが 今年は山側が土砂で埋まって産卵する場所が無くなっています。
お寺側のオオイタサンショウウオの産卵場所に来るかなあ?  山側のスギを切るからだよなあ、、。なんとかしてくれい

で、やっとこ下判田に(正式な調査場所)向かいます。
皆さんが掘ってくれたA地点には誰も産卵していませんでした。 B地点も。
ただC地点には

おかあさん待ちのおとーさんが 一匹 漂っていました。 変な色だけど生きてますよ。あとハリガネムシとかネズミの死体(6匹)例年通り

今年は暖かくて結構早く産卵に来ているようですが 下判田は例年通り?かな
帰り道で久しぶりに出会った

カワセミくん  口を開けてぼーっとしていたと思ってたら あわてて飛んでいきました。

 きっと残りの大掃除やら 年賀状書きやら おせちを作るのを思い出した  訳ないやね。
 ここ立小野川は冬でもお魚のとれるいいところさっ

モニ1000調査 沢水

2015年10月07日 | モニ1000
ワークショップの翌日は 調査日です。

 
青空 草原 ススキ  なんていい気持ち  調査日がこんな青空なんて  きっと今日は行いのいい人ばっかしね

最初にあったのは タンナトリカブト

綺麗だよねえ 誰も毒々しいとは言わないね。

サルナシの実がたわわに実って  しばし味見
こちらは アブラチャンの実  昔この実から油を採っていたそうです。

しかし 不思議で仕方ないのは この実がはぜたあとの 皮の形

どうやったら まるくつつんでいたものを このような形に開くのだ?  

不思議に思っていたら

エゴの実も 種をはじいたあとの皮が しわだらけの貝の化石みたいな形  どうしてこんなふしぎな形を作るのだろう
しばし 見入ってしまいました。

そのあとも コブラにしか見えない マムシ グサ

やら 不思議フシギ いっぱいの調査でした。
  

草原は お日様に向かって リンドウやら

ウメバチソウやら 首を伸ばして たいそうかわいらしかったのです。

モニ1000 問題

2015年10月05日 | モニ1000
10月3日に 大分県でモニ1000調査をしている団体・個人が集まって
「モニ1000里地調査サイト発表会」がありました。熊本からも飛び入りがありました。

日本自然保護協会からも担当者が参加。



午前中は この7年間調査してきたことの発表です。 今年は発表会が無かったのは これがあるからだったのね。
私も 今年の分のデータをくっつけて 発表。調査地が畜産試験場から 沢水キャンプ場に変わって 両生類調査地が
下判田の里山だけになってしまいました。 ちょっと寂しい。

で、午後からは この100年(あと93年)続く予定の調査の後継者づくりのワークショップです。

私 どう頑張ってもあと93年も生きられんわあ。 下判田と陣屋の村と霊山のアカガエルの産卵調査の後釜を
見つけなくてはデータにならない。
4班に分かれて検討 

発表。

 ワークショップってさあ、 するのは簡単だし そこそこ出た意見をまとめるのもできる訳よ。
 今回出た案もそこそこ。 その案でやって上手くできてないのにまたその案ですか? ってのも有りだったけどね。  

 問題はこれ実行できるの? だれが実行するの? 実行できたら成果を発表(共有)まで行かないと
 意味ないと思う。

 だからワークショップの課題を ワークショップする? 

モニ1000 哺乳類

2015年07月06日 | モニ1000
モニ1000調査では 哺乳類も調べます。 でもフィールドで調べるのではなくて
カメラさんにお願いします。

動物たちの通り道に センサーカメラを仕掛けます。 そして定期的にデータを持ち帰り 何が写っているか調べるのです。
今日はカメラを3台設置しました。 私はついて歩くだけという 役。

ユウスゲの咲き出した 沢水キャンプ場付近の森を歩きます。

カメラの角度も重要なポイント。 人の気持ちではあきません。 けものが通る「けもの道」に精通してねばなりませぬ。
師匠が場所を決めて設置します。 んで、ついて歩くのも 勉強です。
ところで その道が 工事をされてこのようにコンクリが張られています。

法面にはなにやら怪しげな植物が生えてます。 外来種の種を吹き付けたんだわっ。

川の上も道を通し ジャカゴで水を通るようにしていますが いつまでもつやら

ここは国立公園なのに こういうのは誰も自然破壊だからいけないとは言わないのでしょうか。
この道ができてから カメラに写っていた狐が 写らなくなったそうです。 アナグマとかタヌキは変わらず健在。

工事が終わって 静かなったら戻って来るかしら。 ウサギの糞が落ちてたので ウサギは羽をのばしているのかも。
人と折り合いをつけるのが上手な生き物も 苦手な生き物もおります。 いろんな生き物のことを考えて 人間は行動して欲しいものです。


見つけたゾウムシ。 よくわからんけど お尻に角が2本あるので シロコブゾウムシではないかと思います。1cmちょっと

 サイズに合わせて 寿命も違う。 でも一つの命 という点では いっしょだねえ。 だからもう大変。