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toty日記

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合唱ができるまで

2007-02-06 22:14:15 | 映画
ダンナと映画を見てきました。

ストーリーを追う見方だと、
つまらないでしょうが、

合唱、合奏、教えること、などに関心がある方は
面白いと思います。

フランス、パリの教会のコンサートのために、
子供、ティーンエイジャー、大人の小グループで練習する様が
ナレーションも、何の説明もなく淡々と描かれる。

何年か前にあった、「渡り鳥」と手法は似ているかもしれない。

いつも通っているコーラスの先生の教え方と
似ている部分があり、
この女性の指導方法が、とても好感がもてる。

子供に蜂の羽音を出させる。
高く低くうなるように音を出させ、
歩き回り、一つの音に収束させ、
また、蜂の羽音、そして一つの音。

高い音と低い音の、2グループに分けて
ドレミファソファミレ ドーソード
ソファミレドレミファ ソードーソ

同時に出させて、ハーモニーが揃って響きあった時の
高揚感を味あわせる。

最初は、物を食べつつ歌っている子もいたり(すごい!)
落ち着きのない子や、気が散る子も
だんだん音の世界に引き込まれていく。

大人だって、
手で引っ張るようにだの、
手で示した音の高さにあわせて歌わせたりに

なによそれ、とばかりに
最初は、冷ややかに見ている団員がいるのだが
引き込まれて、自分達が作る音に酔っていく。

輪になって、手のひらに大切な物をのせているかのようにを、
隣にわたしつつ、
音をリレーしていくなんてのも、面白い。(意味わかるかな?)

キリエ、アニュスデュイ、サンクトゥス

最初から最後まで、一緒に歌っていた。
実際に声は出していないが、
喉は音を出す準備までしていたという状況。

この一体感を持った人が傍にも散見できた。
見終わった後、喉が渇いて仕方がなかった。

いや~、見方によって
こんなに違う映画もないだろうなと、思う。
隣でダンナは、かなり寝ていた。

タイトルの通り、合唱ができるまでなので
最後に完成した歌が歌われるわけでもなく、
ダンナ曰くの、「盛り上がりに欠ける」きらいはあるけど

ずっとアップされているコーラスの人々の群像をみているだけでも
飽きない。

みんな、カメラを意識せず、
普段どおりに過ごしている所をみると
あ、あんな人っているなとか、

楽譜がどうしても離せない人とか、身近な人を思い出したり
そういう楽しみ方もある。

発声も、音もばらつきがあった最初から
統一された音になっていく過程を見ていると、
これは、指揮者たち(なぜか皆女性なり)の映画ともいえるなと思った。

かなり興奮して、また、長文になってしまった。

そうそう、上映館がユーロスペースという道玄坂と東急百貨店との間に
ある映画館だったのだが、
今朝、発砲騒ぎがあった近く。

そして、会社に行く時、山吹の里のそばを通ったら
こちらも、発砲騒ぎでパトカーや、野次馬や、報道関係でごった返していた。
書くことがいっぱいあって、困るね。


合唱ができるまで! クリック!

写真は、コンサートが終わって部屋に帰る前、
手を振る。