西脇市岡之山美術館『摺ることから始まり』

　西脇市岡之山美術館では、アトリエ展第5弾として、自主講座生による展示「版画グループ木の葉『摺ることから始まり』」が７月９日～７月１５日の会期で開催されています。版画グループ木の葉は、それぞれの分野で活躍されている４人の作家が、2020年12月から毎月2回程度、岡之山美術館の貸しスペースを利用して版画制作に取り組んでいるグループです。

　岡井光代さんは、工芸作家で織物や木々等を活用した作品作りに取り組んでおられます。廣田國子さんは、写真作家として活躍されており色彩豊かな写真撮影に取り組まれています。

　宮崎幸子さんは、洋画作家として活躍されており、抽象画から風景画まで幅広く描かれています。清水智湖さんは加西市在住の方で、美術教師として美術教育に取り組まれる傍ら、幅広く製作活動にも取り組まれておられたそうです。

　今回4人の版画作品は、それぞれ個性豊かな作品を製作されているようです。今回の作品展は、4人の個性が十分感じることができました。4人の方は、「摺ることに、自分らしい方向性を見出し作品づくりを楽しみました。瞬間、何事も忘れ没頭した幸せな時間です。版画という概念から少し外れて、自由な表現になりすぎたかもしれませんが、、、。新しいことを始めるのに、年齢は関係ないとふとその時思った。記録のようなものです。」と話されています。