東野としひろ活動NEWS

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ハローワーク西脇、夏の訪問

2024-08-06 05:42:39 | 産業・労働・雇用

 8月2日(金)、ハローワーク西脇の寺尾所長を訪問し、管内の雇用情勢について話を伺ってきました。寺尾所長は、大変忙しい中、資料も用意していただき、丁寧に説明してくださいました。

 寺尾所長は、最初に、厚労省が取り組んでいる企業の人材確保・定着に役立つ3つの認定制度について説明してくれました。「えるぼし」認定制度は、助成活躍のための取り組みの実施状況が優良な企業を認定。「くるみん」認定制度は、次世代育成支援の一環で、不妊治療と仕事の両立支援に取り組む企業を認定。「ユースエール」認定制度は、若者の採用・育成に積極的で若者の雇用管理の状況が優良な中小企業を認定。認定を受けると、企業の社会的評価が上がり、日本政策金融公庫から低利融資も受けられます。

 西脇市では、㈱ユタックスが「ユースエール」認定を先日受けました。ユタックスは、残業時間が少なく、有給休暇の取得日数も多く、若者の離職が少ない会社として知られています。今回の認定は、会社にとっても地域にとっても誇れることです。

 西脇市には20才~25歳の大卒短大卒専門学校卒の若者が少ない現状があり、若年労働者が不足し事業の継承もできにくい現状があります。そのため、「ユースエール」等の認定を受けた企業が多くなることが、西脇市の売りとなり雇用環境が改善になるのではと話されていました。

 また、JOBフェアを各地で開催しているけれど、参加者が少なく、例年の半分程度だそうです。先日オリナスで開催されたJOBフェアでは、36社出展されたのに参加者は約20人だったそうです。現在、売り手市場で、早く内定をもらっており、JOBフェアに参加しなくても大丈夫だと思われているようです。

 令和6年6月分の有効求人倍率は、全国1.23、兵庫県0.97、西脇0.90でした。ここ数年、ハローワーク西脇の有効求人倍率は、1.0を切ることはなかったので、少し驚いています。これは、企業の倒産による有効求職者数が増加していること、各企業が外国人労働者に依存してハローワークを通していないことなどが原因ではないかと話されていました。

 ハローワーク西脇の1階には、ユースエール管内認定事業所の紹介コーナーや子育て応援求人の紹介コーナーが設けられており、求職者の願いに沿ったPRをされていることを頼もしく思いました。

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