8月9日(金)、西脇市議会本会場において、西脇市高校生議会が開催され、無事に終了しました。
西脇市高校生議会は、「未来を担う高校生が模擬議会を体験することにより、主権者としての権利を理解し、政治や議会への関心を高める機会とするとともに、西脇市の課題や将来について考えることを通し、西脇市への愛着と誇りを醸成することを目的」です。高校生議員は、西脇北高等学校2人、西脇工業高等学校5人、西脇高等学校8人の15名です。15名の高校生議員が自分の問題意識をもとに、一般質問を行い、西脇市議会議員が答弁しました。議長は、各高校から代表が出て、3名が交代で経験してもらいました。
西脇高校の村井校長が、開会のあいさつで、「地方自治は、民主主義の学校であるので、高校生議会を通して、政治を自分のものとしてとらえられるいい機会になる。」と話されました。
3名の議長はスムーズに議事進行をしてくれていました。また、一般質問をした15名の議員とも、前日のリハーサルとは異なり、堂々と発言していたのを嬉しく拝見しました。高校生の新鮮な発想に、感心した一般質問がいくつもありました。
15名の高校生議員の一般質問の項目を紹介すると、①西脇の農業の持続・発展について②神戸市と合併してバズろう③西脇市に温泉をつくらないか④地域マップで安心して楽しめるまちづくりについて⑤地域活性化につながるプリクラ設置について⑥播州織の着物を体験できる施設を⑦JR加古川線の利用数を向上させるための取り組みについて⑧生徒が通学しやすいまちづくりについて⑨子育て支援について⑩子育てしやすい西脇にするために⑪高齢者のバス利用について⑫空き家の活用について⑬西脇工業高校に投資して、運動クラブに外国人エリートを加入させる⑭へそマラソンの復活⑮黒田庄を通るバス路線を新設してほしい。
私が担当した西脇高校2年生は、『JR加古川線の利用数を向上させるための取り組みについて』をテーマに2点提案してくれました。①登下校時間帯の加古川線の本数を増やすこと②加古川線の駅付近にある魅力的な施設をまとめたパンフレットを作成し各駅に置いておく。私は、答弁で「私たちも市行政を通じ、JR西日本に対して高校生の通学に便利になるように要望していきます。田中議員も、生徒会や高校を通じて、高校生の切実な問題として声を上げていってほしいと思います。(中略)加古川線各駅周辺に特化したパンフレットはないようなので、加古川線を利用して西脇を訪れたいと思われるようなパンフレットが作成できればと考えます。ご提案、ありがとうございました。(中略)JR加古川線は、未来につなぐ大切な鉄路として存続に向けて私たち議会も行政も頑張っていきますので、田中議員をはじめ高校生議員皆さんのご協力をお願いして、答弁とさせていただきます。」と答えました。彼は、議長も務めてくれました。今回の経験が、今後の人生にプラスになってくれることを祈っています。
高校生議会終了後、15名の高校生議員が大変勉強になったと話してくれていましたが、私たち議員自身も初心に帰る意味でも大変勉強になった高校生議会だったと思っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます