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愛媛県西条市への視察

2024-07-18 06:07:23 | 市議会活動

 愛媛県西条市は、風光明媚なまちとしてよく知られています。瀬戸内海に面し、西日本最高峰の石鎚山があり、名水百選の「うちぬき」で有名なまちです。はだか麦の生産でも有名で、農業と工業のバランスのとれたまちとしても知られています。2市2町が合併し、令和6年の人口は10万4000人弱です。市庁舎は、地元産木材で建設された新館が広々としていました。

 西条市は、坂出市と同じく平成16年5月に区域区分(線引き)の廃止を決定しました。平成14年5月から2年をかけて、各種団体や住民説明会を開催されたとのことでした。線引き廃止の理由として、①市街化区域と市街化調整区域の土地価格の格差拡大②市街化調整区域の土地利用規制があり、調整区域の集落の過疎化・高齢化、祭りなどの集落コミュニティ存続の危機があったためとされています。 

 線引き廃止後、特定用途制限地域①産業居住地区(準工業地域並の用途規制)②幹線道路沿線地区(準住居地域並の用途規制)③田園居住地区(第1種住居地域並の用途規制)を設け、無秩序な開発を規制しています。線引き廃止後、市街地やそれに隣接した市街地周辺において開発が進んでいるとのことでした。また、人口は減少しているものの、愛媛県全体と比較するとゆるやかになっており、線引き廃止は一定の成果があったととらえておられました。

 西条市の線引き廃止は、単独ではなく愛媛県の方向付けのもと、隣接する新居浜市と同時期に行っています。西条市の立地適正化計画は、合併前の2市2町の市街地を中心に4つの拠点を居住誘導区域と位置付けています。将来の都市像を「各拠点で歩いて暮らしながら、周辺からも訪れやすいまち」としています。

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