東野としひろ活動NEWS

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第8回つばき坂書道展

2016-01-22 07:39:27 | 地域行事
 つばき坂書道展は、西脇市旧來住家住宅の新年の作品展として定着してきています。今回で、8回目を迎えますが、西脇高校書道部の活動や書道を通じての交流を図っておられます。



 つばき(椿)坂というのは、私が通った頃の西脇高校が童子山にあった頃、旧來住家住宅から童子山へ登る坂道で、横尾忠則先生の代表作『Y字路』のモデルとなっている坂道でもあります。
 今回のつばき坂書道展は、西脇高校書道教諭の森川和謙先生による、俳人・河東碧梧桐、書家・上田桑鳩(そうきゅう)、画家・中村不折の三人の書道展です。三人が書かれた大変貴重な書が展示されています。河東碧梧桐や中村不折は、書家ではありませんが、時代を代表する文士の筆跡として、大変興味深く見せていただきました。



 河東碧梧桐は、愛媛県生まれで、正岡子規に学び高浜虚子と並ぶ俳人として有名です。中村不折は、東京生まれで、著名な本の挿絵や装填を担当されました。特に、島崎藤村の『若菜集』、夏目漱石の『吾輩は猫である』の挿絵は有名です。河東碧梧桐と中村不折は、1912年に「龍眠会」を結成しています。



 森川先生は、三木市吉川町出身の上田桑鳩顕彰発起人を務められています。上田桑鳩は、吉川町に生まれ、三田中学(現・三田学園高校)に学んだ前衛書道家です。森川先生は、吉川高校に新任で赴任されました。そのことが縁で、吉川町が生んだ前衛書道家・上田桑鳩氏を、郷土の誇りとして再評価されることに大変尽力されました。また、森川先生は、「みなぎの書道展」を創設され、吉川町(のち三木市と合併)を書のまちとして有名にされました。
歴史的にも有名な三人の書・筆跡をぜひ多くの方に見ていただきたいと思いました。きっと、驚かれ感激されると思います。



 また、旧來住家住宅の倉庫では、1月9日(土)に行われた『第12回新春子ども書き初め大会』の作品が展示されています。幼児から小・中学生まで総勢57名が、一年生が「きぼう」、六年生が「強い意志」など、学年によって違う課題を頑張って書き上げられていました。 
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