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㈱IST(アイ・エス・ティ)加美工場訪問

2008-04-19 13:52:17 | 企業訪問
 今日は、西脇市議会の杉本議長の紹介で、㈱IST加美工場の見学をさせていただきました。IST加美工場は、高齢者雇用を率先して行っている企業として注目していましたので楽しみに行きました。佐藤所長さんと橋詰センター長さんが、親切に対応していただきました。
 ㈱ISTは、本社が滋賀県大津市にあり、1983年に設立されたベンチャー企業です。歴史は浅いですが、高付加価値新製品を開発され、年々大きく成長されています。佐藤所長も創立から関わられたそうですが、創立時は4名だったそうです。加美工場は、ISTの製造工場として1988年に設立されました。
ガラス繊維とフッ素樹脂との複合材料開発をスタートに、不燃材料の開発を手がけられ、エアドームテント構造膜の開発、レーザープリンターのソフトオーラーの開発、不燃カーテンの開発、バイオ・遺伝工学の研究等、多種にわたる研究・開発に驚かされました。研究機関の絶えざる充実が、企業の生命線として考えられているようです。また、「日興テキスタイル」を設立し、毛織事業での伝統産業再建へも挑戦されています。



加美工場の特色の一つに、高齢者雇用を進めるGSL(素晴らしく満ち足りた人生の略)があげられます。60歳以上の第2の人生を生きがいと健康づくりを兼ね、働くというものです。具体的には、1日4時間勤務で、午前と午後で交代、週5日働きます。仕事内容は、単純作業が中心です。誰でも、いつ入っても、簡単にできることを基本にされています。工場の近くには、GSL会館があり、自分の余暇を仲間と楽しめるようになっています。
GSL社員の加美工場で占める割合は、20%を超えています。加美工場の正規の社員の平均年齢が30歳という若い社員が多い中では、GSL社員は、良い潤滑油にもなっているように思いました。
佐藤所長さんから西脇・多可地域が、兵庫県の「企業立地支援制度」の指定を受けていないため、現在工場の規模拡大を行っているが支援を受けられないとの、指摘がありました。早速調査したいと考えています。
㈱IST加美工場は、現在、大きな改築工事を行っています。この夏には完成するようですが、加美区の地域にしっかりと根づいた企業であることを実感しました。

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