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京都府立大学大島名誉教授の来西

2024-05-20 06:05:36 | 農業・林業

 5月15日(水)、京都府立大学の大島和夫名誉教授が黒田庄和牛の調査のために、西脇市に来られました。

 私が黒田庄町長の時、大島教授に黒田庄町の農業について調査していただいたことがあります。また、私自身、京都府立大学公共政策学部の大学院大島ゼミに2年間通わせていただきました。その際、ゼミ生と共に1泊2日の日程で西脇市の農業や産業について、調査していただいたことがあります。調査報告として、『食用肉の生産と流通の変化』(2023年8月発行)と題した冊子にまとめられています。第3章「畜産業の現場」の中で、1999年9月三谷康さん訪問、2012年9月の三谷康さん訪問の項で詳しく書かれています。私が、当時堆肥センターの建設によって有機農法を進めたいと考えていたことにも触れていただいています。

 今回の訪問は、黒田庄和牛の引き続きの調査ですが、三谷康さんが5年前に亡くなられ、後を継がれている次男の三谷悟さんに話を伺うことができました。三谷悟さんは、県立高校教員でしたが、教員を早期退職されてお父さんの畜産業を継がれました。現在、黒田庄和牛同志会会長として、頑張っておられます。

 大島教授は、熱心に三谷さんに質問されていました。「現在の子牛価格は?」「枝肉の価格は?」「飼料の購入先は?価格は?」「牛舎の夏の暑さ対策は?」などなど。三谷さんは、一人で80頭弱の牛の世話を毎日しているそうです。堆肥の処理等は、お兄さんに手伝っていただくこともあるそうですが。さぞ大変だろうなと想像しましたが、お元気で頑張っておられます。

 子牛購入価格は、1頭平均税込みで100万円近くかかるそうです。枝肉として出荷する際、相当高い価格でないと、もうけが出ません。一方で、価格が高いと、消費者が敬遠するという問題点も出てきます。神戸ビーフは、中東へ高額で輸出されていると聞きますが、日本の皆さんにも気軽に食べていただきたいと願っています。

 大島先生は、加西市にある県立農林水産技術センターへ基幹種雄牛の調査にも行こうと考えておられるようです。大島先生の調査に、またお付き合いさせていただきたいと考えています。

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