走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

第一回 生石地区 明日のまちづくりを考える会(報告)

2012年09月27日 23時46分03秒 | 職場の出来事

 今夜、「第一回 生石地区 明日のまちづくりを考える会」が開催されました。

 第一回目のテーマは、「通学路について」でした。
 生石小学校、さくら小学校、西中学校の校長や教頭先生、担当の先生などにも来ていただきました。
 会議の進行方法は、学校が平素抱える通学路の課題などについて説明をいただき、それに対して地域の各団体の代表の方々が質問をしたり、アイデアを出すというやり方で進めました。
 何の根回しなしの、アドリブ状態での会議の進行でした。

 【課 題】

  ・道路幅が狭く、その横に水路が流れていることが多く、車をよけようとして
   子どもが水路に落ちてしまう。

  ・道路標識が見えにくかったり、足りないためか、車がスピードを出して走行
   するので危険。

  ・通学路ではなく、公園なのだがカーブミラーがないために、出入り口の接触
   事故が多い。

   ※ちなみに生石小学校では、4月以降すでに8件の子どもが絡む交通事故が
    発生しているという報告があった(これは、本当にびっくり!)

  ・通勤時の裏道として狭い道とわかっていても、スピードを出して走行する
   ので危険。

 【原 因】

  ・通学時間帯と通勤時間帯が重なる。

  ・事業所が他の地域よりも多いため、通勤者も多いため危険性が高い。

  ・空港という交通結節点があるため、急ぐ車両が多いため危険性が高い。

  ・通学路の横に暗渠をしていない水路が多い。

  ・課題解決に向けて関係機関にお願いするときに単独で行うケースが
   多かったため、関係当局の腰が重い。

 【解決のためのアイデア】

  ・スピードを落とさせるために、愛媛県警が進めている「ゾーン30
   (制限時速30キロ以内等に定める方法)」なども研究し、行動を
   起こしてはどうか。

  ・道路標識やカーブミラーを申請するときに単一の団体で申請する
   よりは、複数の団体で申請するような地域でスクラムを組む仕組み
   づくりに取り組む。

  ・水路に暗渠をかけるための活動を関係団体に対して、積極的に複数
   の団体で依頼しつづける。

  ・道路が狭いから危険という概念から、狭いからこそ車両がスピードを
   出せないという考え方もある。
   狭い箇所については、民有地を通してもらう依頼を、やはり複数の
   団体で依頼に行く。

  ・子どもの交通マナーについては学校で教育できるが、大人のマナー
   については、個人に委ねるしかない。せっかく、各団体の代表に
   出席いただいているので、まず各団体が集まったときにこのことを
   話題にしてもらうことで、改善に努めていく。

 【その他】

  ・まず支所の位置づけについて再認識していただいた。
   困ったことは、まず支所に相談に来てください。

  ・具体的には、申請書や陳情書の書き方がわからないために諦める方が
   おられます。
   そんな時には、ぜひ支所へご相談ください。

  ・支所は、市役所から皆さんへ向かっているベクトル機能ではなく、
   皆さんから市役所に向けたベクトル機能であるということを再認識
   してください。

  ・いいにくいこと、頼みにくいことがあったら、支所を通してください。
   皆さんに汗をかいてくださいとお願いした分、私たちも汗をかきます。

  ・この勉強会は、地区広報委員会、地区社会福祉協議会及び公民館が
   発起人として立ち上げましたが、次回からは「生石地区 明日の
   まちづくりを考える会」を正式に発足し、以降の召集はこの会で
   開催させていただきます。 


 以上、簡単ですが今回の勉強会の要約です。
 そして、二回目以降は幅広く地域住民に声をかけて、誰でもが参加できる勉強会にしようということになりました。

 

 【2回目以降のスケジュール】

  ・第2回会議 10月30日 予定 「地域の子育てについて」

  ・第3回会議 11月中旬  予定 「大災害が発生するとⅠ」

  ・第4回会議 12月上旬  予定 「大災害が発生するとⅡ」

  ・第5回会議  1月中旬  予定 「無縁社会について」