走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

悲報

2009年12月15日 01時02分08秒 | つぶやき
 選挙管理委員会時代の上司の悲報の連絡があった。
 ひょっこりひょうたん島の「ドンガバチョ」のような風体で、どこか憎めなくて、大好きだった。
プライベートなことを話すのが苦手だった私に、優しく声をかけてくれて、気がつくといろいろと相談していた。

 年齢的には兄に近かったのだが、どちらかというと父親のように温かく包んでくれた。
生意気な私を包み込むにはそれなりの包容力が必要だったと思うが、安心感があり部下の気持ちをよく察してくれた。

 飲みに行くときには、安月給だったのでいつもせびっていたような気がする。
 
 とにかく人のために働く人で、ボランティア活動のお世話をよくしていた。
 奥さんがよく出来た人で、ご主人のわがままを受けとめて、なおかつ包み込んでいたので一枚上手だったような気がする。

 本当に残念である。
 まだまだ若く、遣り残したことがたくさんあったのではないか。

 退職のときに小指の爪を伸ばしていた理由を話してくれた。
 「若い頃、喧嘩ぱやくって、大変なことをしてしまったことがあり、それ以来戒めとして爪を伸ばすことにしたんよ。そしたら爪が邪魔になって、少なくとも手出しできなくなるけんの」
 そんな気配微塵も感じられなかった。

 藤方隆一郎さん。
 大好きな元上司が、逝ってしまった。
 ご冥福をお祈りいたします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。