走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

ワープする部下

2011年05月30日 21時44分20秒 | 職場の出来事
 私の職場は、窓口業務がメインである。

 窓口対応は3箇所でやっている。
施設自体が狭いためにこれだけしか取れない。
そういう意味ではお客様に不便を強いている。誠に申し訳ないと思うのである。

 そして、窓口に出れる職員は4人。
ローテーションでまわしながら、その中のT君が窓口に座るとこの春から不思議な現象が起こる。

 それは、すごくびっくりするお客様がいるということ。
声を出さないまでも「え!」という表情がわかる。

 内心、おかしくなる。

 T君、お客様のその表情を見るといつものクールな表情で、「隣にいるのが弟で...」と丁寧に説明する。
お客様は、そう説明されると「ああなるほど・・・」といった納得した表情に変わる。

 原因は隣の農協の窓口にいる弟さん。
実は双子の弟さんである。

 おそらく、お客さんは農協の窓口に行き、その足で私どもの窓口に来て下さったのだろう。
そして、びっくり仰天するわけである。
おそらく「空間移動か、マジックか!?」みたいな感じに陥ったのであろう。

 そのたびに余計な説明が増えたT君。
でも、驚く表情のお客様を見るのはまんざらでもない様子。


 そして、ある日、自転車でやってくるT君が珍しく車で出勤してきたので大きな声で「おはよう」と声をかける。
施設内に入るとT君。
「支所長、間違えましたね!」

 お客様が間違えるのも無理はない...
 


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