走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

NPO まほろば スタート

2010年07月25日 23時41分40秒 | ちょっといい話
 「NPOまほろば(現在申請準備中)」の参加者説明会が今夜開催された。
名称からするとなんとなく宗教がかっているようなイメージなのだが、意味は古(いにしえ)の言葉で、「素晴らしい場所」という意味なのだそうだ。
代表は、お好み焼き「すみれ」の代表取締役・芳野裕士さん。

 目的は、次代を担う子どもたちに安心安全な食材を提供する地域社会システムを構築することにある。
彼は、食材に関係すること、例えば食料自給率から食育まで「食べる」というキーワードで、いま社会が抱えている職に関する問題について提起しておられる。
なんだか大言壮語のように感じるかもしれないが、本人は大真面目なのである。
そして、行き着いた先が個人の問題でなく地域社会としての問題という点。
だからこそ、名称の中にフィールド(場所)がつくことにこだわられた。
説明の中にも、企業人だと「マーケット」という言葉を使われるのが通常だが、あえて「コミュニテイ」という言葉を使われていたことが印象深い。

 特に、芳野さんは木村秋則さんと知り合ってから、自然栽培の大切さに感銘し、それを広げるのも目標の一つにおいておられる。
地元でも芳野さんは飲食サービス業の風雲児である。
その経営手法は卓越しており、本業も他の同業者が苦戦している中、頑張っておられる。
なのに、なぜ非営利活動なのか。
それは、彼なりのこだわりがある。
おそらく企業人として、社会に貢献する一員であるという自覚を持っておられるからに相違ない。
そして、何よりも子どもたちのことを心配し、そのまた次の子どもたちのことを心配しておられる。

 その彼が立ち上がった。
 会場に集まったのは、今、地元でも流行っている飲食店の経営者やホテル経営者たち、さらには若手農業者の代表の人たちや消費者代表などが多数集まってくれた。
こういう会に参加させてもらうと、自然にそのエネルギーを吸収でき、自分自身も充電できる。
参加者の人たち一人ひとりと話をさせてもらった。
みんな前向きである。
当然、それぞれの収益が上がることを前提にしているが、それだけでは足りないということを理解してくれているようである。

 これも芳野さんの人望なのだろうなと感心しつつ、この活動がゆっくりでもいいから広がってくれることを願い、私の出来る範囲でボランティアをさせていただこうと思っています。


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