近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

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富田林市の真名井古墳とは!

2010年11月06日 | 歴史
国内最大で最古級の粘土槨が見つかり、全国規模の注目を集めた、宝塚市の長尾山古墳と同時代の古墳前期古墳として、粘土槨を持つ富田林市の真名井古墳を以下紹介する。

真名井古墳は、富田林市南旭ヶ丘町、標高約91mの羽曳野丘陵先端部が突出してできた小丘陵に所在する、全長約60mの4世紀初め・古墳前期の前方後円墳。

ここ小丘陵からは、石川によって形成された河岸段丘上の水田や、あちこちに点在する新しい住宅団地や古い集落の眺望が素晴らしい。

当地は現在ゴルフ場に変貌してしまったが、この景勝地に嘗ては古墳が造営されていただけに、誠に残念。

本古墳の後円部径約40m・高さ約5m・前方部幅約20m・長さ約25mなどを測り、内部主体中心部に葺石が敷かれ、円筒と形象埴輪が出土したが、周濠は見つかっていない。

石川の両岸には、最奥の河内長野市から富田林市、太子町、羽曳野市、柏原市にかけて点々と前期古墳が確認されているが、これらの古墳は墳丘の長さが概ね70m前後の前方後円墳や前方後方墳で、丘陵上に造られている特徴がある。

今のところ最も早く造られたと考えられる古墳が、富田林市の真名井古墳や柏原市の玉手山9号墳。しかし箸墓古墳が造られた時代までさかのぼることはないらしい。

本古墳の後円部中央には、長さ約6.1m・高さ0.8m・幅1.6mほどの粘土槨が主軸と併行した状態で出土したが、排水施設も見つかっている。

粘土槨に覆われた、組合式箱形木棺が検出されたが、その長さ5.3m・高さ0.5m・幅0.5~0.7mほどを測る。



写真は、真名井古墳から出土した三角縁神獣鏡。

本古墳の三角縁神獣鏡は、中国からもたらされた舶載鏡と日本でこれを模倣した倣製鏡の2種類のうち、舶載鏡で、邪馬台国が中国王朝から下賜された1枚の可能性が高く、邪馬台国論争を左右する第1級資料。

叉同古墳からは、錐・鉋・刀子・鉄斧・鉄鏃・碧玉製紡錘車なども出土した。

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