近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴・“空手発祥の地”とは!

2008年04月26日 | 歴史
沖縄の家庭ではつい最近まで、庭先に家畜を放ち飼いし、自家業を営み、自給自足に近い生活をしていた。特に離島の家庭では、「自らの生活は自ら守る」家風が定着していたと想像できる。

沖縄が“空手発祥の地”と聞いてチョット驚いたが、自らの生活は自ら守るという生活慣習からすれば、過疎地という特殊事情からしても、護身は必要不可欠な要素であったことは理解できる。

古来、沖縄には、自身を護る術として「手」と呼ばれる護身術があったらしい。
この「手」が、今日の空手の源流であるとされる。



写真は、2005年全国空手道競技大会の入場式。

今日では、身体に一切の武器を持たずに、突き・蹴り・打ちなど全身のあらゆる部位を使って外敵から身を守る。

と云うことで振返ってみると、空手は琉球王国時代に発祥した、拳足による打撃技を特徴とする武道・格闘技。

元々平和を愛する村人の護身術として考案されたものが、厳しい修行を通して強靭な身体と不屈の精神を培うと共に、礼節を重んじる人格形成に寄与する武道として継承されてきた。今日では、国内を含め世界各地に約5,000万人もの愛好家がいると云われている。

沖縄の空手・古武道の素晴らしさが、世界に浸透していることを物語っている。
空手は、大正時代にまず沖縄から本土に伝えられ、戦後は世界各地に広まったと云う。

現在では世界中で有効な武道・格闘技・スポーツとして親しまれている。

以来、国内でも多くの流派の空手が編み出され、今や日本を代表する格闘技となった。

沖縄での最近の流会派別空手道場数は、首里手系 :178件、那覇手系:93件、上地流系:63件、古武道系:27件、他の流会派:71件で合計432道場。





写真は、沖縄の“空手道国際研修センター”の開所式及び昭和10年頃の空手指導の光景。

沖縄県では、発祥地として更なる普及を目指し、国内外との交流を促進する気運が高まり、“沖縄空手交流推進事業”を実施し、空手道の発展、関連産業・沖縄観光の振興を図っていると云う。

海外から沖縄の空手道を学びに来る愛好家も後を絶たず、交流の輪が広がっているが、今日では空手古武道以外の護身術も取り入れ、女性・子供たちにも広がりつつあると云う。


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