近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 沖縄の食文化・“アメリカの影響”とは!

2008年04月25日 | 歴史
戦後、アメリカの軍政下におかれた沖縄では、1952の“日米平和条約”締結、1972年の沖縄祖国復帰を経て今日に至るも、今もって35,000人ほどの駐留米軍兵による不祥事が絶えることがないなど犠牲を強いられている。

戦後60年以上が経ち、未だにアメリカのプレゼンスが際立つ沖縄で、特にアメリカ食文化の影響は途絶えることがない。

戦後の食糧不足の状況下で、米軍の軍用食料から供出された豚肉の缶詰など、缶詰類が一般家庭に普及し、現在でもアメリカ直輸入品だけでなく、県産品も製造されるなどアメリカの食文化が食品スーパーから消えない。









写真は、アメリカオリジナルの缶詰類、ポークランチョンミート・ビーフシチュー・コンビーフハッシュ・キャンベルスープ。

これらアメリカ発の缶詰類は、今日でも食品スーパーで売られ、一般家庭の常備食として定番化し、広く親しまれているらしい。小生もアメリカ在住時代、大変お世話になり、当時が懐かしく偲ばれる。

ハンバーガー・ホットドック・ピザなどアメリカ風のファーストフードが早くから普及し、ハンバーガー・チェーン店の沖縄進出は、マクドナルドの日本進出より8年も早かったらしい。

沖縄県男子の平均寿命が、全国長寿県ランキングで26位まで落ちてしまったことが、マスコミなどで大きく取上げられているが、脂肪分過多のアメリカ食文化嗜好が影響していると考えられる。沖縄県男子の沖縄食文化回帰が求められているが・・・・・。





写真は、沖縄の若者に人気の“タコライス”と“ぬーやるバーガー”。

アメリカ食文化の影響は、沖縄の食生活に深く食い込み、アメリカ・沖縄の融合食品とも云えるが、独自の“タコライス”や“ぬーやるバーガー”などの新しい人気メニューが誕生している。

“タコライス”は、元々はメキシコ料理のレタス・チーズ・トマト・ひき肉などをライスの上に乗せた料理で、“ぬーやるバーガー”は、“ゴーヤ卵とじ”を挟んだポークバーガー。
はたして、これら日米融合食品が沖縄男子の平均寿命を延ばす助けになるかどうか、要注目。

しかし依然として、パン・牛乳・チーズなど小麦・酪農製品の消費量は少なく、沖縄食文化の特徴である、汁物・炒め物などに食い込むことはできていない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿