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近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

山形県舟形町の西ノ前遺跡の土偶、国宝に認定申請!

2013年01月30日 | 歴史
最新の遺跡関連トピックスをお知らせします。

文化審議会は平成24年4月、山形県舟形町の西ノ前遺跡から出土した縄文時代中期の土偶と、中国の宋時代画家・僧の普悦が描いた仏教絵画「阿弥陀三尊像」の2件を国宝に指定するよう、文部科学省に答申した。

安国寺(大分県国東市)の「木造足利尊氏坐像」など46件の重要文化財指定の答申も行った。これで美術工芸品の重文は1万478件、うち国宝は868件となる。

国宝の中でも、土偶は高さ45cmで、日本で見つかった全形が分かる土偶の中では最も大きい。

約4500年前に作られたとみられる。デザイン性の高い女性像で、当時の造形技術の高さを示す代表的な資料。

阿弥陀三尊像は希少な南宋以前の絵画で表現力の完成度が高く、東アジア仏教絵画史を考える上で不可欠な作品としている。

☆全身が復元できた土偶には、生命再生への願い・祈りが込められていた!

この土偶は縄文人の姿・形・服装・髪形・顔・手足・表情など様々で各々に個性を創り込んでいる。

土偶の創られた目的は、負傷・疾病などの災い除けとか、出産・繁殖・生産への祈りを表現した等の説があるが、目的・用途は多彩であったと考えられる。

しかしほとんどの土偶はバラバラな断片や残欠状態で発見されていることから、何らかの儀式の後でわざと壊して再び復元できないよう距離を置いて捨てたように考えられる。



写真の造形は、山形県舟形町の西の前遺跡から出土した、約4,500年前の“縄文のヴィーナス”と云われる。
背の高さが45cmもあり、日本最大級の土偶で、今回国宝指定を申請した逸品。

姿・形が美術的・芸術的に優れ、全国的に注目された。

“縄文のヴィーナス”は頭・洞・腰・右足・左足の5つの断片が2.5mの範囲内で見つかったため完全に復元できたと云われる。




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