この連休を利用して考査試験の勉強を続けているのですが,その流れで,久しぶりに「行政書士法コンメンタール」をじっくりと読み込んでいます。
行政法はもちろん,行政書士法研究の第一人者でもあります兼子仁先生の行政書士法に関する解説書なんですけどね・・・
いつの間にか版を重ねて第7版まで来ています。
もちろん,昨年度の特定行政書士に対する「不服申し立ての代理権付与」に関する改正にも対応しています。
行政書士法に関する本(テキスト)としては,文句なしにこれが最強だと思いますね・・・
平成17年以前の行政書士試験では試験科目に行政法が含まれていましたので,その時代の試験を受けている行政書士は(私を含め)行政書士法は登録・入会する前からある程度親しみがあったのですが,現行の制度に変わった平成18年度以降の試験合格者の方は,行政書士法を直接勉強する機会がなくなってしまったため,意外に条文そのものを良くつかんでいない(知らない)ということがあるようです。
それでも,登録・入会されない場合は,そこまで真剣に勉強をやる必要はないんですけどね・・・
行政書士登録・入会を考えられている方は,その後に備え事前に勉強しておく必要が出てきます。
これは今年の行政書士試験を受けられ,合格した後に登録・入会される方についても同じ・・・
受験される方は,今現在11月8日の本試験に向けて最終段階に入っていることと思われますけど,試験勉強の合間のちょっとした息抜き感覚で,行政書士法の条文を見ておきますと,登録・入会後にそれほど苦労することはないと思います。
来年の特定行政書士考査試験を受けられる方は,その前提の研修科目でもある「特定行政書士の倫理」対策にもなりますからね・・・
基本的には行政書士法に関する一般知識的な講義になっていますので,それに対応するためにも,今のうちに多少の勉強はしておいたほうが良いと思いますね。