日本盲導犬協会が年4回発行している会報が送られてきた。
表紙はなんと白いシェパード。神奈川県訓練センターで訓練を終えて、昨年の12月にデビューしたジャーマン・シェパード・ドッグのメスで2歳の「スカイ」。
ホワイトシェパードとしては日本で唯一の盲導犬として活動を始めたスカイ、美しい容姿にほれぼれする。カッコいい~。
盲導犬といえば、ラブラドールがおなじみだ。誰にでも友好的で、環境への適応能力も高い。家庭犬としても飼いやすく、本当によきパートナーになってくれる。
一方、シェパードはやや神経質な個体も多く、家庭犬としては(飼ってみたかったけど)難しい面もありそう。
環境の変化に敏感で、会報によれば「人に対しては、遊んでくれる大好きな人、忠誠心をもって従うべき人など、それぞれを認識して行動する」という。それだけに、ラブラドールの訓練より一層の観察力と訓練技術が必要になるらしい。
スカイは、動くものを遠くから認知する能力が高いそうだ。特に突発的に発生した異変にも落ち着いて対応し、自分で考えて臨機応変に危険回避するといい、スカイを新たなパートナーにした方は「歩行時の安全性が高まった」と喜んでいた。
盲導犬が日本で育成され始めた当時は、シェパードが主流だったけれど、現在はほとんどがラブラドールだ。現在日本では盲導犬に適したシェパードの繁殖は行われていないので、スカイはアメリカの盲導犬協会の出身。ちなみにアメリカでは今でも多くのシェパードが盲導犬として活躍している。
ホワイトシェパードにしたのは、黒毛のシェパードより見た目の威圧感がないからかしら。
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