小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

紀州犬の受難

2015-09-15 | 犬&猫との暮らし
昨日、縄抜けしてうろついていた紀州犬が
通行人や警官に噛みついて、捕獲に失敗したために、
警官3人に13発も発砲されて射殺された事件が起きた。

射殺された紀州犬は、体長120センチ、
体重21キロのオスだと報道されていた。

体長120センチ? まさか、と思った。
犬の体長というのは、犬を横から見て、
胸の先端からお尻の突端までをいう。
鼻先からしっぽの先までの長さじゃない。

体高というのは、地面から背中までの高さのことで、
紀州犬の場合、体高10に対して体長11の割合が
スタンダードと言われている。


紀州犬

だから、体長120センチもあったら、
背中までの高さが1メートルを超えていることになり、
それじゃあ、まるでグレード・デーンじゃないですか。

紀州犬の獰猛さを伝えたかったのか、
大きくて手に負えなかったから撃ち殺した、
ということを正当化したかったのか、
新聞などは「体長約120センチ」などと書いていたけれど、
そんなに大きな体格ではなかったと思う。

「大型犬」との報道もあったけれど、体重は21キロでしょ。
それが本当なら大型犬でもないし、
紀州犬のオスとしては標準サイズ。
21キロの犬だったら、見た目にも
それほど大きさを感じないと思うのだ。

確かに小型犬だって、立派に猟犬として働くのだから、
勇猛果敢に挑まれたら、人間はかなわない。

問題は犬の大きさじゃなくて、
飼い方を間違うと「家族に対して忠実で
従順な性格をもつ」といわれている犬も、
こんなとんでもない最期を遂げなくてはいけないわけで、
本当に痛ましいことだと思った。

普段から家族に噛みつくから、
物置の中で飼われていただなんて、悪循環。
どんなに鬱屈していたことだろう。
噛まれた方たちもお気の毒だったけれど、
ミリオンくんのことも心から気の毒に思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カヤのALB値、上昇! | トップ | 免疫ミルク「ペットアイジー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

犬&猫との暮らし」カテゴリの最新記事