小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

バラの季節にバラを知る

2019-05-26 | 植物
うちの庭には6種類のバラがある。


茶器に活けたのは、比較的新しい品種の「浪漫」とミニバラ「マジックキャローセル」

何年も前にいただいて、ずっと花をつけなかった「モッコウバラ」が、
昨年、申し訳程度に数個咲いた。
それで初めて、白いモッコウバラだったことを知ったのだ。
今年は昨年より、もう少し多く花をつけた。



モッコウバラに限らず、今年はバラの花付きがとってもいい。
剪定に気を配り、春になる前から肥料をあげていたからか、
お世話した分(って大したことはしていないのに)、
成果を見せてくれている。ありがとう、バラたち。

  

黄色いバラは「ミニバラ」として売っていもので、
正しい名前は不明のままだが、今年は次々に咲いている。

こんなに楽しませてくれているのに、
系統や咲き方などの知識が浅く、本当にズボラなわたし。

そもそも「四季咲き」と「一季咲き」しかないと思っていたのが、
「返り咲き」「繰り返し咲き」という咲き方があるというじゃないですか。

多分、以前も聞いたり調べたりしたのかもしれないが、
私の海馬は年々機能が低下しているに違いなく、
「返り討ち」のようなネーミングの咲き方に
初めて聞いたような驚きを感じたのだった。

「返り咲き」のバラは、春に1番が開花した後、ちゃんと切っておくと、
秋頃までちらほらと開花するらしい。
一方、「繰り返し咲き」のバラは、1番花の後に剪定すれば、
返り咲きのバラより高い頻度で、秋ごろまで花を咲かせるという。
そうだったのか……。

調べたら、うちのバラのほとんどが四季咲きだが、
数年前にいただいた中輪のジャックカルティエだけが、繰り返し咲きのようだ。


1868年にフランスで作出されたポートランド系のジャックカルティエ

ポートランド系のバラは西洋のバラと東洋のバラを交配して作られた
最初の系統といわれていて、返り咲く性質のバラは、
このポートランド系を含めて、ごく一部らしい。

と、書いている私ですが、これまであまりにも無頓着だったため、
奥が深いバラの世界に、頭を垂れるしかありません。


これは一季咲きの中輪つるバラ「エバーゴールド」

今年はエバーゴールドも、花瓶に活けられるほど咲いてくれた。
モッコウバラはこれから夏前までに剪定し終えることが
来年たくさん開花させるポイントらしい。
そうだったのか……。枝を誘引する時期も間違っていた……。
コメント
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