トリミングが済んだカヤを迎えに行ったら、カヤの細い首輪に白い花がついた可愛いリボンが結ばれていた。
かつて預かっていた犬たちの中にもトリミング後、被毛にリボンをつけて戻って来た子がいたので、トリミングルームではそういった慣習があることを知ったのだった。けれど、まさか自分がトリミングが必要な犬を飼うと思っていなかったので、そのことをすっかり忘れていた。カヤの場合は首輪に着けられていたけれど、直接毛にゴムでリボンが結ばれていた子もいたことを思い出した。
私にとっては初めての経験だったので一応記念に撮影しておいた。トリマーさんは、トリミングが済んだ印に愛らしいワンポイントとしてサービスでやってくれているのでしょうから、有難く頂いて帰ってきたけれど、私には犬に着飾らせたり、リボンを着けたりする趣味がないので、気恥かしくてすぐに外してしまった。
これからも可愛いリボンが溜まっていくことになるかもしれないが、せっかくわざわざ着けてくれるのだから、それでカヤを飾ることはなくても、カフェカーテンにあしらってみたり、グリーティングカードに付けてみたり、何か別の装飾に活用しようと思っている。
イエローのラブの子犬のようになったカヤ。何だか嬉しい。やっぱり短毛の犬が好きなんだな、私。そう思う反面「ダメだなあ、まだラブラドールという犬種に未練タラタラで、カヤにそれを投影しているなんて」とも思う。
昨日の朝はかなり冷え込んでいた。まだ大気が温む前にカヤを散歩に出したら、外でブルブル震えていた。薄着になったのだから、そりゃあ仕方ないかもしれないなあ。おなかの毛も刈ってもらったので、直接冷気にさらされて寒かったのだろう。
長く美しい被毛が特長の犬種だけど、残念ながらカヤの毛は今後も短くカットしていくことになると思うので、慣れてもらわなくては……。これまでどんな状況下で飼育されていたか分からないけれど、室内外の気温差や環境にも上手に慣れさせていきたいと思っている。