小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

クリちゃん、天に召される

2013-04-12 | 犬&猫との暮らし

 4月9日、夜中に排便をしたせいか、朝になったらおなかの張りはさほどではなくなっていた。早朝5時半ごろ、水を飲ませると口の脇からこぼすことなく飲み込んでいた。

 7時ごろ、水を飲ませると「もういい」という感じで、口をつぐんだ。

 7時56分、クリは静かに息を引き取りました。

 クリ、お疲れ様でした。本当によく頑張ってくれました。

 9日は立会い火葬がいっぱいだということで、お弔いは10日になったのだけど、今までどおりクリがそこに横たわっているのに、何もしてあげることがなくなってしまった私のやり場のなさといったら……、恐ろしいくらいだった。

 何をしたらいいのか分からなくて、ただただ途方に暮れて家の中をうろうろしてしまう。あてもなく何の気配もない荒野を彷徨っている感じがする。バカになっちゃいそうだった。

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腹水が溜まった?

2013-04-12 | 犬&猫との暮らし

 8日月曜日、アミノバイタル・パーフェクトエネルギーをもう少し買い足しておこうと、置いてあるドラッグストアを回った。

 夜はクリを私の枕元に寝かせ、何かあってもすぐに世話ができるように豆球を付けたまま、横になるのだけど、呼吸が荒くなったりすると気になってすぐに目が覚めるのは、私が深く寝入っていない証拠なのだろう。

 朝、寝ている部屋に日差しが差し込むと体位を変えてやりがてら、仕事をしていても、台所に立っていてもすぐに目が届く、柔らかな日差しが当たる低反発マットに移動させてあげている。 

 7日に続き8日も薄めた栄養食の液さえ吐き、せっかく飲んだパーフェクトエネルギーもやはり時間が経つと吐く。それでも脱水してはいけないと思い、補水液をこまめに飲ませる。

 右目は完全に落ち窪んで眼球が横にいってしまっていて、とても「目」の体裁ではなくなってしまった。目ヤニが溜まってしまうのですくい出すように拭きとっているのだけど、良いほうの左目も少し目ヤニが出る。抵抗力がなくなった証拠かなあ。

 クリは前歯が2本抜けてしまっているので、口を結んでも薬や注入器の先端が入るくらいの隙間ができる。ちょうどそこに入れてやれるので都合がいい。

 8日は粘液のようなものを吐き出したので、そのたびに口の中を洗い、拭ってやった。脱水を防ぐために背中から水分補給をしたほうがいいかもしれないと思ったのだが、さかい動物病院は月曜の午後は休診だった。火曜日になったら朝イチで先生に相談しようと思っていた。

 寝たまま何度もゆるい便を出す。そのたびに下に敷いているペットシーツを取り替え、お尻の周りをお湯できれいに拭いてやった。おなかがゴニョゴニョと活発に動いているように鳴っている。夜になると、やけに膨らんでいるようで気になった。腹水が溜まってしまったのだろうか。

 鶏ガラを買ってきてスープを取ったのだけど、何か味があるものはまた吐きそうで、とりあえず補水液だけで様子を見ていた。ゆるい便は何度かしたけれど、オシッコは浸み出す程度しかしない。もう出るものも出ないのかな。やっぱりおなかが膨らんだように思う。大して食べてもいないのに、なんでおなかがこんなに鳴るのかしら。不思議だった。

 それを苦しがっている様子はないのだけど、
少し浅い息をしながら横たわっているクリ。肩や腰回りは肉がこそげ落ち、骨しか触れないくらいやせ細っているので、よけいおなかだけが目立つ気がする。

 「腹水」について調べてみると肝臓疾患、心臓疾患も文字が……。肝臓の腫瘍のせいかな。

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アミノバイタルに希望を託して

2013-04-12 | 犬&猫との暮らし

 6日土曜日は夜7時過ぎまでに数回食べた流動食をクリが吐かずにホッとしていたのに、やはり遅くになって戻してしまった。追加で給餌し夜中に吐くのも可哀想なので、その夜は補水液だけを30ccばかり飲ませて寝かせた。

 よほど排泄に切羽詰まったとき以外は自力で上半身を起こすことがなくなってしまい、寝返りを打たないので、3時間くらいごとに体位を変えてやる。いくらクリの体重が減ったとはいえ、同じ部位に圧がかかり続けると床擦れを起こす可能性があるので、それは気を付けてやらなくては、と思っていた。

 日曜日の朝は「a/d」をそのままの濃さで与えると口の中に含んだまま、いつまでも飲み込む様子がなかった。喉に詰まっても困るので口から出してやり、補水液で薄めたものを飲ませることにした。これでは栄養が取れないなあ。

 しかし、吐いてしまっては同じことである。BACCの入ったアミノバイタル系のゼリーやポカリスエットのようなスポーツドリンクを飲ませても嫌がらずに飲み込むので、高栄養食を薄めたものと交互に少しずつ2時間くらいごとに飲ませ、3時間くらいごとに体位を変えてやった。

 もう寝た切りの状態で、スフィンクスのような姿勢を取らせても、自分で上半身を支えることもできなくなってしまった。ゼリーや液体を飲ませる時は誤嚥しないように顔を支えて、ゴックンと飲み込む音を聞きながら、10cc入る注入器でゆっくりと飲ませてやる。

 もう少し効率よく栄養が取れないと弱る一方だと心配し、ドラッグストアに物色しに行ったところ、1袋130gで180kcalを摂取できるゼリー状の「アミノバイタル・パーフェクトエネルギー」なるものを見つけたので何個か買って帰った。

 これは、消化に負担なく、素早くエネルギーチャージが必要なアスリートのためのゼリードリンクで、グレープフルーツ味と書いてあったが、味見をしてみたらそれほど酸味が強くない。さっそく飲ませてやると何度かに分けるものの1袋を飲み切ってくれた。よっしゃ!と思わずガッツポーズ。

 どうか、どうか、吐かないで、クリ。水もゼリーも薄めた栄養食もあげれば飲んでくれるのだが、時間が経つと吐いてしまうのが辛い。クリも辛かろうが、吐いても吐いてもちゃんと受け入れてくれて、申し訳ない気持ちになってくる。

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